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「心治己〜！！」
「どーした人志〜！」
「クリスマスってあとどんくらい〜！？」
「一週間後〜！」
「プレゼント宜しく〜！！？」
「嫌っつってもタカるだろお前ら〜！」
「うん！！」
「即答かよ！！」
「距離どうにかしようぜ」
矢葉兎の言うとおりだ
心治己と人志は廊下の端と端で叫びあっている
そろそろ教師に怒られるだろう
3人は教室に逃げた
「ね〜え〜、
俺漫画とか文房具よりテーマパーク行きた〜い」
ぶりっこのマネでもしているのだろうか
手をグーにして顎に持っていき
首をかしげている
「それ男がやるとキツイんだが。
後テーマパークってお前ディ○ニーだろ」
「うん♡よろしく♡」
「控えめに言ってキィィィッショ！！」
「酷…」
「お前ら…」
鬼もとい担任の登場だ
3人は終わったという顔をしてその場に固まる
「3人とも廊下出ろ」
「「「…はぃ」」」
トボトボと担任の背中に着いていく
他の生徒はまたかと苦笑していた
「反省文な。はぁ、これで何回目だよ」
「こういう時の溜め息はクるわ」
「すいません…」
「へへ」
「笑うな」
「はい！！すいませんした！！」
「声のボリューム下げろ」
「はいっ」
3人が小さくなっていく
よく見れば涙を目に浮かばせている
「じゃあもういい」
「「「はい、すいませんでした…」」」
ズーンという効果音が似合いそうなほど
気分が沈んでいる
「そういや矢葉兎の姉は帰って来るって？」
人志が突然言い出した
「あー、確か兄貴といっしょに来るって」
「お、まじか！クリスマス家行くわ」
「すぐ復活したなお前」
「だってあの人結構美人じゃん？」
「諦めろ姉貴はブラコンだ」
「わーってるわーってるよ。
ただ見るだけで目の保養って感じ」
「キショイわ」
「酷いわ」
すぐにいつもの茶番に戻る
担任はもはや諦めの域に達していた
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作者名：僕っ子くん | 作成日時：2023年12月15日 8時
