夢ノ咲と怪異と七不思議 (ページ3)

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願い1 ページ3

悠side

夢ノ咲学院、私の通っている高校。

...いや、守っていると言った方が正しいか。

見捨てられても、この学院を守り続ける自分ってどうかしてると思う。

...まあ、あくまでも「約束」を守っているだけ。

律儀だよね、自分も。

あ、明星君廊下走ってる。2年生になっても変わってないや。

氷鷹君達大変だね。

...ふーん、あれが「敏腕プロデューサー、三葉あんず」か。

いいじゃん、思ったより全然...否、凄くいい。

だから皇帝、fineも倒せたんだ。

ありがとう。皆楽しそうだ。自分が生きてた時、1年前より。

いいな...。

でも、どうせ自分のことなんか皆忘れてる。否、覚えているわけがない。

普通科から引きずり込まれた、あまり身長は高くない、毒舌で、少し病んでてで＿＿＿＿＿＿

初めての、女子アイドルのことなんか、覚えてるわけないもんね。

自分自身も自分の名前なんて覚えてないのに。

馬鹿馬鹿しい。

？「メイム〜☆」

そう、今の自分の名前は「メイム」。名が無いと書いてメイム。

この子が付けてくれた、大切な名前。

「何？

つかさ。」

つ「ふふん♪ 今日は仕事があるんだ！

掃除の仕事！

殺るでしょ？」

「...！うん、殺るよ。」

あーあ、侵入者かな？

大丈夫。自分がちゃーんと

ソウジシテアゲルカラ。