【銀魂】もしも銀さんに美人妹が存在したら2 (ページ4)

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第53話ページ4

？「あ、晋助」

高杉「神威、さっさとその汚ェ猫捨てろ。見てるだけで気色悪い」

神威「今はこんなだけど、化けてる間は可愛い黒猫なんだよ？」

奥の船から姿を現したのは妖艶な着物姿の眼帯男。
いかにも危なそうなその人物に私は少し見覚えがあった。

彼は確か真選組の屯所内でも町中でも指名手配犯として写真が載っていたが、その記憶よりももっと深い記憶に彼がいた気がする。

A「·····晋助。君はあの晋助なのか·····？」

高杉「なんだこの女は」

彼は眉をひそめた。

神威「あれ？晋助知り合いなの？あ、晋助は地球で有名な指名手配だから知ってるってだけかな？」

私は神威という人物を無視し、晋助の元に駆け寄った。

A「やっぱりそうだ·····」

指名手配の写真では分からなかったが、彼とは幼い頃に面識がある。

A「私はAだ！昔君と会った事がある！」

晋助は少し目を見開いた。

高杉「·····A」

どうやら彼も思い出したらしい。
幼い頃、たまたま遠出していた晋助が迷子になっている私を助けてくれ、晋助が帰るまで何日か遊んだ事がある。

たった数日感の出来事だったが、忘れるはずがない。

すると、急に強い風が吹き、私の体がふらついた。
それをサッと支えてくれた晋助。

神威「そんな薄着じゃ寒いだろうし、とりあえず俺の船入ったら？」

高杉「おい、あれは俺の船だ」

神威「まぁまぁ、お二人とも知り合いみたいだし中でゆっくり話しなよ」

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私は船に乗り込み、晋助の部屋に案内された。

広い畳の部屋の真ん中で正座して座る私。
晋助は窓際の縁に座り煙管を吸っている。

良く考えれば、今は寝巻きだったから良かったものの真選組だと言うことがバレれば知り合いだとしても私は殺されてしまうかもしれない。
それだけは隠さなければ·····