第28話 ページ30
私はとりあえず、自分の部屋に戻り、色々持ってきた。
高校時代の時の暴言が書かれたノート、卒業アルバム、写真、両親が書いた遺書。
机の棚を漁っていると、カッターが出てきた。
「懐かしいな。」
そんなことを思ってしまっている私は、もう手遅れなのかもしれない。
今、ここで切ったら母さんと父さんに会えるかな?
二十歳の時、母さんに見つかって以来、全くもって触っていなかった。
カチカチと音を出しながら斜めの刃が出るカッター。
随分前の感覚が戻ってくるような感じがした。
あの時の人達みたいに、きっと離れていくんだろうな。
私は、右手首を見た。
まだ、うっすらだが傷が残っている。
私は手首に刃を当てた。
そして、
な「何やってるの?」
「な、なもりさん・・・」
後ろを振り返ると、さとみさん以外のメンバーの方がいた。
あぁ、これは終わったな。
な「ばれるくらいならいいや。って思った?」
「・・・皆さんは、私がどんなやつであろうと生きててほしいですか?」
皆は、頷いてくれた。
莉犬さんと、ころんさんは目に涙を浮かべていた。
な「生きてて、ほしいよ。」
「・・・」
私の脳内には、あの時の桃里君が思い浮かんだ。
「桃里君、みたいですね。」
こ「桃里って・・・」
「それらも含めて、話します。
これから、私をどうするかは皆さんが決めてください。」
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にゃんこ - 最後まで読みたかったです、とても残念です。 (2020年6月14日 17時) (レス) id: d0d3488705 (このIDを非表示/違反報告)
田中くん - あの、、めちゃめちゃ好きです!別な作品でもお邪魔させて頂いたのですが、、久しぶりに読んだらあああああってなってチロル様じゃん!ってなりました!さとみくん推しでしたよね。さとみくん落ち好きなのでじゃんじゃん素敵な作品お願いします!長文失礼しました (2019年9月22日 19時) (レス) id: a8e2d2bd4e (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - マイさん» あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(訳、ありがとうございます!嬉しいです。嬉し過ぎて語彙力と脳みそが溶けました) (2019年8月19日 8時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
マイ - あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(訳、好きです。語彙力と脳みそが溶けてなくなりました) (2019年8月19日 0時) (レス) id: eba5ae128f (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - ぷりん丸さん» 感動していただいたみたいで嬉しいです。拙い文章ですが、宜しくお願いします。 (2019年8月5日 8時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑞樹チロル | 作成日時:2019年7月15日 16時