拝啓、天国にいる両親へ。推しが同級生でした。どうすればいいですか？

第２９話＠話が混乱してしまったので変えました。読んでください。 ページ31

「あの写真を見せましたか？」

な「うん。」

　「そうですか・・・」

　 私は一度俯き、皆を見回してから言った。

　「私は女です。正真正銘の。本当にごめんなさい。」

全「・・・」

　 今の私にとって、沈黙が怖かった。

　 次に何を言われるか、分からなかった。

　「理由は、同級生に見つかりたくなかったから。」

　 私は、ノートを皆に見せた。

全「！？」

　 懐かしい。朝、学校に行き、机の中を見ると毎回このノートが入っていた。

　 毎回、同じような暴言ばっか。

　「私は高校時代、いじめられていました。

　 毎朝、このノートが入っていました。

　 本当、つくづく暇人だなと思いましたよ。」

　 口調がくだけてしまった。

　 高校時代の私のまんまだ。

　「あいつらは、私がいなくなったあとは家に嫌がらせをしました。

　 私はばれないように生活をしていました。

　 男装していた、大まかな理由はこれですかね？

　 あぁ、それで桃里君っていうのは。

　 同級生ですね、桃里さとみ君。

　 すとぷりのメンバーのさとみさんです。

　 この卒アルに乗ってますよ。」

　 ななもりさんは私からアルバムを受け取り、ペラペラとめくる。

り「何で、青葉は写ってないの？」

　「・・・私は死んだことになっているからです。」

　

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