いちいち ページ12
私たちの目の前にあるのは、13枚のカード。
ちょうど人数分、といったところだろうか。
ウルフ「さぁ、カードを1枚選べ。
おまえたちの命を左右する大切なカードだ。」
可愛い男の子「命を、左右する?」
『命を左右するってなんか語彙力低くね?』
服がダサいイケメン「お前はもう喋るな。」
『エー、ごめんじゃん。
そんな怒んないでよPCくん。
そんな短気だとモテないぜ?君絶対モテたことないでしょ。』
服がダサいイケメン「………。」
『うわぁ、ガン無視。
図星か?図星だったのか?』
漫才をしている私達を他所に、みんな困惑しながらもカードを引いて行った。
みんな今度はやけに素直だ。
そんなにあの電撃ビリビリが怖いのか。
そんな、ほぼ関係のないことを考えている内に、カードはどんどん無くなっていく。
残り物にはなんとやらということで、私は最後に余ったカードを引いた。
私が引いたカードは_____
_____羊。
…え、待ってこれほんとに羊?
狼ゲームって言われてたから分かるけど、
…うん。それにしても分かりにくい絵だ。
なんか怖すぎるっていうか…。
羊っぽくないぞ。
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作者名:ハチミツころっけ | 作成日時:2024年3月15日 16時