5.夜 ページ9
Aside
｢はぁ…疲れた…｣
今日1日が終わりやっと眠りにつける…
そう思うだけで嬉しい気分だ
｢モフモフ〜｣
早く寝ようと思っ時だった
コンコン
ノックの音が聞こえた
こんな夜なのに誰だろう…という考えには至らなかった
理由は一つ
きっとあの人だと確信があったから
そっとドアを開けるとやはりと思った
｢A｣
｢こんな夜になんですか…紅炎様…｣
｢別に何も無い…ただお前の顔を見に来ただけだ｣
そう言っては額にチュッとキスを落とす
すぐにでも話してほしい為に紅炎様の胸を押すが力のない私には無理があった
｢なにもないから帰ってください｣
こっちは寝たいんだ…
｢顔が見たいのもあるが、少し話もしたいんだ…少し着いてきてくれないか？｣
｢…話くらいなら…｣
そう言って紅炎様の後ろを歩く
着いたのは少し古びた扉のところだ
｢？｣
｢入れ｣
紅炎様の手招きにされ入ったのは…
｢！…本がいっぱい｣
資料室にも見える部屋だ
けど、今の私にはほんのことで頭がいっぱいだ
｢小枝から聞いた、お前は本が好きだとな｣
小枝姉様…余計なことを…
｢ここは好きに使っていい、俺も使っているからな｣
｢ありがとうございます｣
一礼をし、一冊だけ本を手に取る
こんな幸せなことはないと思っていた
｢面白いか？｣
｢はい、とても、ありがとうございます｣
｢そうか、なら部屋で読むのもいいしここで読むのもいい｣
｢…じゃあ部屋で読みますね｣
そう言って出ようとすると紅炎様に手を引かれた
｢おやすみ、A…｣
耳元で吐息と一緒に呟かれたせいか顔が真っ赤になる
｢お、おやすみ、なさい…///｣
明日はきっと起きれない気がした
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吉舎奏多(プロフ) - ザキ？サギ？ キザでは無いですか？2．ご挨拶 の表現が統一されてないのが気になりました (2018年3月3日 22時) (
レス) id: 9bf45c26b0 (このIDを非表示/違反報告)
ねお - もうほんっとうに有難うございます。またの投稿を楽しみにしています！ (2017年4月9日 1時) (レス) id: 7227938a8b (このIDを非表示/違反報告)
なぎなぎ(プロフ) - ﾅｵﾐさん» 溺愛っていいですよね！更新頑張ります！ (2017年3月3日 16時) (レス) id: 6c5c8e120a (このIDを非表示/違反報告)
ﾅｵﾐ(プロフ) - 紅炎様に溺愛されるなんて……！最高です！更新頑張ってください！ (2017年3月3日 15時) (レス) id: a52beff82c (このIDを非表示/違反報告)
なぎなぎ(プロフ) - ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2017年2月27日 6時) (レス) id: 6c5c8e120a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぎなぎ x他1人 | 作成日時：2017年2月26日 22時
