【黒バス】赤司くんと自然消滅彼女。

自然消滅30 ページ34

私は１年前、消えた日のことから
今日に至るまでのことを全部さつきに話した





貴『…ってこと、なんだよね…
だからさつき、あたしに協力してほしいの』




さつきは私の話を聞いて大泣きをしていた




さつき「そんな…」





きっと、相当驚かせたのだろう
状況が読み込めていないようにも見えた







貴『そんなに目真っ赤にして…
明日腫れちゃうよ？』





私がそう言ってさつきの瞼に触れると
さつきはギュッと私に抱きつく





さつき「Aちゃんっ…
寂しいよ、辛かったよね…」




さつきは私に抱きついたまま
なんどもごめんなさいと謝り続けた






貴『…謝んないでよ…
さつきは悪くないじゃん…』





だめだ、泣いちゃダメなんだ







さつき『Aちゃん、
もっとあたしを頼ってよ！
本当はすごい辛いんでしょ？
赤司くんのことだってまだ好きなんでしょ？』




…やめて、やめてよ！




貴『…そんなこといわないで！』





私はとっさに怒鳴ってしまった





さつきも思わず黙り込む





貴『…そんなこと言ったら辛くなる』





…征




寂しいときに浮かぶのは
いつもあなたのことばかりで






ずっと言えないまま
心の中にしまっておいた言葉







『いまでも大好きだよ』






私はさつきの前で大号泣した








征。






会いたい。

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