オマエノトリコ (ページ21)

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御｢俺はあん時…なんて声をかけてやれば｣

“野球…楽しいね！”

Aの言葉が…あの時の表情が御幸の頭からは消えなかった

ﾊﾞﾀﾝｯ

沢｢御幸一也ぁぁ！俺の球をうけろー！｣

御｢…｣

沢｢聞いてんのか御幸かず｢うっせぇな…こっちにだって色々あんだよ。明日うけてやるから今日は帰って寝ろ｣言ったな…！ぜったいだぞ！｣

御｢わかったから、いけ…(こっちはそれどこじゃ、ねぇってーの)…A…｣

＿＿＿＿＿＿

｢ねぇ、一也…A…野球辞めるんだﾆｺｯ今までありがとﾆｺｯ｣

御｢(なんで…お前は笑ってるんだよ…なんでいつも悲しみを隠すんだよ…)なぁ…A………｢あぁ？お前寝ぼけてんのか？｣くら…もち？｣

御｢(そっか…俺あのあと…)｣

倉｢お前がどんな夢みてたか興味ねぇけど…早く起きろよ。今日からは一軍中心の練習なんだ、遅れるわけにわ行かねぇだろ｣

御｢あ、あぁ｣

倉｢そう言えば…これ…Aからお前にって｣

倉持の手にはミサンガがあった

御｢さんきゅ…｣

倉｢“頑張れ”だとよ…御幸…期待に応えられない男は一生片思いのまんまだぞｗ｣

御｢うっせぇな…！お前だって好きな奴振り向かせられねぇくせぇによく言うぜ｣

倉｢なんだと御幸てめぇ、おら(怒)｣

御｢でも、ありがとな…おかげでなんか吹っ切れたわ｣

倉｢あっ、あぁ(なんかこいつが素直だと…なんかあれだな…)｣