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第5Q クラスと部活 ページ7

「あ、あのさ。」

虹村先輩の話は終わり、話すタイミングを掴んだ為さっき不安になった事を大輝とさつきに告げる。

「あ?」「どうしたの?」

二人は振り返ってこっちを見る。
少し強ばった顔をした為か、聞き返す声音がとても優しい。
さつきも大輝も、本当にこういうところ優しいんだから。

「私、女バスに入りたいって...思うんだけどさ、」

幼馴染で昔から一緒だし、ずっと一緒にいたい...しね。

言ってなかったけど私は大輝やさつきとクラスが離れてしまったのだ。
此処は私立で受験制の中学だから知っている人があまり居ない。

しかも、

「二人とも、男バスなんだよな?
ほら、大輝は男バスでさつきは男バスマネだし。」

そう、部活まで離れてしまう。

少し俯いて話を続ける。

「私、どうしても此処のバスケ部に入りたくてさ。
でも、そうなると二人とも離れるし。」

そこまで告げて、顔を上げた。
私、バスケもさつきも大輝も大好きだし。

すると、はぁぁあああ...と長い溜息が大輝の方から聞こえてきた。

は!?と思い、吃驚して目を大きく見開くと、

「そんなの、部活くれぇ違くてもいつでも会えんだろ。
電話もメールも出来んだろが。
家もめっちゃちけぇし。」

と呆れた顔で彼が言った。
そして考える間もなく、

「そうだよ〜!
大ちゃんは普段は全然言ってないけど、私も大ちゃんもAちゃんのことが大好きなんだから!」

とニコニコと微笑みながら私の肩に手を置いてさつきが言ってくれた。

...確かに、部活もクラスも違くてもメアド知ってるし、バスケ好きだしいつでも会える...よね!!
てか、さつき!!

「さつきそれは本当に嬉しいよ!!
ありがとう!!
大輝もありがとう!!
私のこと好きって思ってくれてたんだね!」

二人纏めてぎゅっとしながらはにかんで見せる。

「おいやめろ!
誤解を招く発言すんじゃねえ!」

やや照れながら大輝が言う。
ピュアだ!!ピュアだ!!

第6Q 二人と私の家→←第4Q 虹村先輩とバスケ部



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ツカサ(プロフ) - オチは絶対虹村! (2018年11月21日 3時) (レス) id: 4f74b7f358 (このIDを非表示/違反報告)
alice(プロフ) - ぽんずさん» うっわ、本当ですね!オフェンスとディフェンスが逆になってました、、見返していないので気付かず申し訳ないです、、ありがとうございます。更新頑張らせて頂きますね。 (2018年2月7日 17時) (レス) id: 2cfa7e2e07 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず - 38Q、DFは守備側だと思うんですか……自分の受け取り方が違かったらすいませんこれからもこうしんがんばってください! (2018年2月7日 17時) (レス) id: eb7021b0da (このIDを非表示/違反報告)
alice(プロフ) - プリンさん» そうですw w w!分かる人はわかるネタですよね()コメントありがとうございます! (2018年1月29日 18時) (レス) id: 2cfa7e2e07 (このIDを非表示/違反報告)
プリン - ごちうさ? (2018年1月29日 18時) (レス) id: 2999c996de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:alice | 作成日時:2017年12月23日 20時

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