◆526.妖精の女王 ページ4
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『この学園セキュリティーがガバガバすぎんだろ。スカラビアの方がまだ良いほうだぞ』
カリム「おいおい、褒めるなよ〜」
褒めているつもりじゃないのに前向きに考えたのか照れて頬を掻くカリム。
その代わり宝物庫のセキュリティーがガバガバだということをお前は忘れてはいけないぞカリム。
イヴ「それでその魔法石を盗んだ犯人に目星はついているんですか？」
カリム「おう。マレウスがその魔法石を運ぶ妖精を見たっていうからオレ達はその妖精が向かって行ったっていう植物園にさっき行ってきたんだが」
その時、Aとイヴとグリムは思った。
グリム「(マレウスって誰なんだゾ？)」
イヴ「(マレウスって誰だろ？)」
『(マレウスって誰だ？)』
しかし今は誰かの名前よりもカリムの話に耳を傾けた方が良さそうだ。
カリム「そんで寮長のみんなと学園長と一緒に植物園に行って……」
イヴ「寮長の皆さんでとはなかなかシュールな光景ですね……」
『みんなで仲良く偵察しに行ったんだ』
レオナ「仲良かねーよ」
カリム「ええっと、そこで妖精の……」
カリムがチラッとレオナ先輩を見た。
レオナ先輩は面倒くさいとでも言いたげな顔で溜息を吐くと、
レオナ「……��妖精の郷��」
カリム「そうそう！妖精の郷の��妖精の女王��がいてな！」
『妖精にも女王様がいたんだ』
カリム「おう。他の妖精よりも大きくて、黄金に輝いて、綺麗な羽を持ってたぞ！」
イヴ「それはとても見てみたいですねっ」
イヴは目を輝かせて意気揚々とした様子で手を合わせている。
やはり女の子ということか。
レオナ先輩はそんなイヴの様子を見て溜息を吐いているが。
『……あ、もしかしてここで��フェアリーガラ��っていうのが関係してくるのか？』
クロウリー「その通りですAくん。
フェアリーガラとは、春を呼ぶ妖精達の祝祭。妖精の郷の妖精達は、春が近づくと気まぐれに開催地を選び、祝祭を催すそうです。豪華な衣装と、それを披露する華やかなファッションショーで��春��を祝うそうです」
イヴ「なんだか微笑ましい祝祭ですね」
『でも、それなら普通に妖精達に��魔法石を返してください��ってお願いすればいいんじゃね？妖精達にはそのまま心置きなくファッションショー開催してもらうってことで』
クロウリー「いえ、いけません！」
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るんTEE(プロフ) - 玉ww子www (2022年12月28日 13時) (
レス) @page20 id: f628b0e3f3 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - Rukia (ゆっくりゆる)さん» 誤字の報告ありがとうございます (2021年5月4日 5時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 悪役だけを。◆30の前編位まで見てまた見に来ましたがやっぱり面白いです！後、わざとだったら申し訳ありませんが、ヴィルニキはシェーンハイントではなくシェーンハイトじゃありませんでしたか？ (2021年5月4日 4時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - あつめ。さん» ご報告ありがとうございます。アダムとイヴの話好きです (2020年7月16日 17時) (レス) id: 11b37f809e (このIDを非表示/違反報告)
あつめ。(プロフ) - このキャラ感めっちゃ好きでいつも読ませていただいてます！アナザー（49ページ）のところで名前がアダムになっちゃってます…（ｺﾉﾘﾝｺﾞﾉﾊﾅｼｯﾃｱﾀﾞﾑﾄｲｳﾞﾉﾖｳｿｶﾅ） (2020年7月16日 16時) (レス) id: 4ea6ed452d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年7月5日 0時
