【宗教松】転生の歌姫《2》【おそ松さん】 (ページ29)

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75.悩ム吸血鬼ページ29

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貴「…はい、でも……別に貴女が
才能をあげてるわけじゃないように
気がしましたけど…
どうして、ジュエルさんに取り憑いてるの
ですか？…血も吸ってないようですし」

リ『……如何してかしらね？
もう、何回冬が降ったか忘れちゃうくらい前
あたしは一人殺し終わって彷徨っていた頃
ふと、薔薇の庭を見つけた。綺麗だなって
見てたの。そしたら……ジュエルと
目が合った気がしたの

好みじゃなかったのよ！？
ヒョロッちくて、シワシワだし！！』

そんなに、力強く言わなくても…

リ『何かに命をかけるほど
のめり込んでるものもない。
血を吸いたくてもあげられるものもない。

わからない』

貴「…………」

リ『この感情、なんて言うのかしらね』

なんだか…誰かに似てる。
胸に手を当てて悩んでる様子……そうだ
十四松さんと同じなんだ。
感情がわからなくて苦しんでるんだ。

お「……………」

ジ「……ん、あー…すまない。
眠ってしまったようだ。」

貴「いえ」

ジ「どうだった？僕の小説は」

貴「……とても、面白かったです。
また書いたら見せてもらえませんか？」

ジ「勿論！」

すると、リャナンさんは笑っていた。
……なんとなく分かるけど…
私もその感情はわからないや