妖精の尻尾のS級魔導士 ⑧ (ページ44)

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ルーシィ「、、、アクエリアス、」

涙を浮かべるルーシィに、アクエリアスは優しく頭を撫でた。

アクエリアス「久しいな、ルーシィ」

名前を呼ばれたことで咳が切れたルーシィは、アクエリアスに抱きつきながら、うあーん！と泣き出した。

ルーシィが落ち着くと、アクエリアスはブランディッシュに向き直った。

アクエリアス「お前も久しぶりだな、ブランディッシュ。いやぁ昔はよく一緒に遊んだなァ」

アクエリアスの言葉にうんともすんとも言わないブランディッシュに、アクエリアスは急に大声を上げた、、、いや、キレた。

アクエリアス「オイ！コラァ！！反応ねぇのかよ、クソガキ！」

ブランディッシュ「、、、ご、ごめんなさい。・・・・(ご主人様)」

ルーシィ「ご主、、、！？ええ！？」

その後、アクエリアスとブランディッシュが感動(？)の再会を果たし、それをルーシィは終始引いた目で見守っていた。

アクエリアス「お前の主人である私の主人がルーシィだ。つまり、どう言うことか分かるな、ブランディッシュ」

ブランディッシュ「、、、例え、そうだとしても、私は母を殺したレイラを許すことはできません」

正座をしながらボソボソ言うブランディッシュにアクエリアスはため息をつく。

アクエリアス「ルーシィはレイラじゃないだろ。それにレイラはお前の母(グラミー)を殺したりしていない」

すると、急に辺りが光り出し、景色が一変した。

アクエリアス「こっちに来たのは、その真実を語るため、、、、いや、見せる(・・・)為だ」

ルーシィ「何これ！？人魚！？」

医務室で座っていたはずの二人は、人魚と化し、限りない宇宙の中にいた。

アクエリアス「ここは星の記憶。星霊達の紡ぐ、記憶のアーカイブだ」