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仲悪いし。22 ページ24

人の気配のない道を、
コツコツと2人の足音が響いた。

「あー、疲れたぁ」

「はぁ?私のほうが多く倒したんだけど」

少しの間があり、急におそ松が振り返る

「あのさあ、お前が危険だった時、
すぐに助けに来たの、誰?」

おそ松はそう囁きながら、
Aに向かって歩み始めた。



『お、お前...だけど』

身の危険を感じ、後ずさりをしていたためか、

狭い道の壁にたどり着いてしまう
のにそう時間はかからず、

『いっ』


彼女は頭をぶつけてしまった。


しばらくうろたえていたが、


影が近づいているのに
気づいた彼女が頭を上げると、

女子平均身長(であってほしい)の彼女を
見下ろすおそ松がいて、

あぁ、やっぱ男の子なんだなぁと思った。

それは、少し哀しくもあったり、


恨めしくも、あったり。

「なぁ、なんか俺に言うことないの」

やっぱ言わないといけないのか...

でも、今回は本当に助かったし、
言わないとダメだよね。



『……………あ、りがと…』

自分でもびっくりするぐらい声が出なかった。


ちょっと自分が情けないなって

心がきゅうってなる。


情け無くて俯いていた私の頭に、

突然、違和感を感じた。



「...ん、

ありがと」



あぁ、おそ松に、頭を撫でられていたんだ。





バカだけど、優しすぎるあいつ。



今までがまんしていた涙があふれてくる。

『……ごめんね...あんたが誘拐されたのは、

私のっ、せいだよ。


あんたのお父さんが、

私達を庇ったから、お前が』


“誘拐された”と言おうとした瞬間、

頭をぐっと引き寄せられて

おそ松の胸に飛び込む形になっていた


『本当に、ごめん…』

「いいって。」


大きなあいつの手は、

いとも簡単に私の頭を包み込んでいて、


その暖かさに


おそ松を1人の男として


少し意識してしまった



〜後日談〜

「おそ松兄さんー!」

「ん〜?どうしたトッティ」


「見てこれ、おそ松兄さんとA♡
おそ松兄さんだいたーん♡」


「は」


「っていうか2人とも真っ赤だね」




「消して!!?」

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今日の松

一松


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設定タグ:おそ松さん , おそ松 , ケンカップル   
作品ジャンル:アニメ
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めい(プロフ) - たぶん前田さん» 愛媛雪降らないですよw季節違いますか?て言いたいのですか?誤字ってますよ;てか今夏ですよね!?え!? 外国住まいなんですか...?(( (2016年8月24日 15時) (レス) id: bd1dfddf49 (このIDを非表示/違反報告)
たぶん前田(プロフ) - めいさん» 愛媛って雪降らないんですか!?えぇ!?( ゚д゚) 季節血が今か?おかしいですね。私の所は冬なんですが…(笑) (2016年8月22日 22時) (レス) id: fc9277b0ad (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - たぶん前田さん» 冬は良いかもって思ったけど愛媛雪降らないし寒いからあったまらないから痒くならないですわw (2016年8月22日 18時) (レス) id: bd1dfddf49 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - たぶん前田さん» 季節が違いますよ?((雪は風呂に持ち込んだら溶けるので風呂から出たら氷水作りますw (2016年8月22日 18時) (レス) id: bd1dfddf49 (このIDを非表示/違反報告)
たぶん前田(プロフ) - めいさん» じゃあ手だけ雪に突っ込んで体は湯船にww (2016年8月21日 23時) (レス) id: fc9277b0ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たぶん前田 | 作成日時:2016年7月3日 2時

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