【おそ松さん】世界でいちばん仲が悪い…?【おそ松】

仲悪いし。21 ページ23

十四松side

僕の言った通り、
GPS機能で
おそ松兄さんがいる場所にたどり着いた


兄さんなら大丈夫かも、

って扉を開けるのに
少し躊躇したけど、

やっぱり兄さんが心配なんだ、


だって兄弟だから！！


ふふふ、兄弟ってあったかいねー

僕が笑顔で一松兄さんの方を向くと、

一松兄さんも、微笑み返してくれた。


待ってて、
おそ松兄さんと、A。

「「せーのっ」」


バンッと扉が鈍い音をたてて吹っ飛んだ。

当然、僕たちに注目が集まる...



ハズなのに、

誰一人としてコッチを見ない。

なんで？？



「背中合わせ...?」

一松兄さんの拍子抜けした声が聞こえて、

僕も2人の方を見た。







＿＿＿＿＿＿笑ってる。


気持ち悪い笑みじゃなくて、


一緒に遊んでるみたいな

本当に、楽しそうな笑顔だった。

背中合わせなんて

本当に信頼していないと出来ないのに。


「お、一松と十四松じゃーん」

おそ松兄さんが
こっちに気づいて声をかけた。

Aも気づいてちらっと見たけど、
また殴るのを再開した。

いや、

それが普通なんだよ?!




あはは、喧嘩してる時点で

普通じゃないねっ

あはっ、僕もだ


気づくと床にはたくさんの人が倒れていた。


あぁ、見ないんじゃなくて

見れないんだ。


あの2人から目を離したら、







殺られる。


「終わったー！ぐあーっ、

ひっさしぶりに暴れたなー」


『お前さぁ、喧嘩してる時に

よそ見すんじゃねーよ



思わず殺っちゃおうかと思ったわ』

「仲間割れ?!


あの状況で?!!!」


奥の方から楽しそうな声が聞こえてくる

「.........行こう、十四松」

一松兄さんに呼ばれて僕は歩き出した


ふと、疑問が沸く



なんで、彼女なんかつくったの？





おそ松兄さん、Aのこと


・



・



好きだったよね？

仲悪いし。22→←作者から

今日の松

一松

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す