名探偵との恋は彼女曰く甘くてちょっぴり刺激的らしい

『飛行機ってよくよく考えれば凄くない！？』「何でですか？」『鉄の固まりが飛んでんだぜ？』「確かに！！」 ページ14

「おい！バカ兄妹！」






国木田君が歩いてくる






『国木田君遅かったじゃーん』






「あぁ遅かったね虎は捕まえたよ」






「まさか...この小僧が」






「虎に変身する能力者だ」






「まったく...」






あきれたように額に手を添える国木田君






ポケットからなにやら紙を取り出す






『ん？』






「何なんだこのメモは！？」






『15番街に虎が出る。逃げられぬよう周囲を固めろ』






「実に簡潔でよいメモだ！」






「要点が抜けているお陰で非番の奴までかり出す始末だ」






後で皆に酒でも奢れ






国木田君が目を向ける方向には3人の人影






「なんだい怪我人は無しかいつまんないねぇ」
　与謝野晶子 異能力“君死給勿“






「なかなかやるようになったじゃないか太宰。
まあ僕には遠く及ばないけどね。
それと乂无鏘(げんそう)！僕は構って欲しかったの！後で集合ね！」

　江戸川乱歩 異能力“超推理“






「でも、この人どうするんですか？自覚はなかった訳でしょ？」

　宮沢賢二 異能力“雨ニモ負ケズ“






「そうだなどうするバカ兄妹？一応市の災害指定猛獣だぞ」

　国木田独歩 異能力“独歩吟客“






「乱歩さん拗ねないで！どうするかは決めてあるよ。ね兄さん」

　夢天乂无鏘(げんそう) 異能力“殺(あやめ)“






「うちの社員にする！」

　太宰治 異能力“人間失格“





「はぁぁぁああ！？」





「やっぱりバカだ」





「すぴー」

中島敦 異能力“月下獣“

「りんご飴の上の飴って歯にくっつく」『中のりんごに擦り付ければいいんですよ』→←「仕事終わりの疲れた体をおもいっきり布団にぶつけた時って最高だとは思わないかい？」『それな』「仕事してから言え」

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