4話 にーちゃん ページ5
生徒会室へと向かうのは自分が副会長だからである。
見知らぬ生徒からの推薦でほぼ人気投票と化している生徒会選挙では一年生ということで生徒会長にはならなかったが副会長に任命されてしまった。
現在は放課後で生徒会室で書類を纏めようとすれば椚先生に渡さなければならない書類を発見する。
「締め切りが今日………」
あの口うるさい先生が明日この書類を提出したところで許してくれるわけがない。
……………………行くか。
重い腰を上げてアイドル科の校舎へと向かうことを決心する。
手続きをして生徒手帳を見せてようやく入ることを許可される。
めんどくさいが職員室を探さなければならない。手続きで３０分もかかったが更に先生を探さなければならないなんて骨が折れる。
しかし場所なんて分かるはずもなくキョロキョロしていれば金髪の小柄な男子が廊下の向こうを歩いていた。
そうだ…あの人に職員室の場所を訊こう
「あの」
「うわっ！何ら！？」
盛大に噛んで驚く彼に逆にこっちが驚く。
「驚かしてすいません」
「いや………それよりどうしたんだ？」
「職員室の場所が聞きたくて。」
「そういうことならにーちゃんに任せろ！」
元気良く返事をしたくれた彼の名前は仁兎なずなと言うらしく、三年生であると聴き敬語を使っておいて良かったとホッとする。
しかし可愛らしい表情や小柄な体格に本当に先輩ですよね？と言えば怒って叱られたが怒濤の勢いで噛んでいたため何て言っていたかは良くわからなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 798人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
む(プロフ) - ほんとに好きです… (2022年6月4日 10時) (
レス) id: 0d837f5408 (このIDを非表示/違反報告)
マロン - 凄い面白くて語源力があって羨ましいです!更新頑張ってください! (2020年4月11日 22時) (レス) id: eb9a0c61ed (このIDを非表示/違反報告)
更夜＆ルナ@歌い手(プロフ) - AOI３さん» 了解です！頑張ります！ (2020年4月9日 19時) (レス) id: b1f570929b (このIDを非表示/違反報告)
AOI３(プロフ) - 更夜＆ルナ@歌い手さん» コメントありがとうございます。返信遅れてすみません！イメ画の件はぜひ！描いてくださると嬉しいですヽ(*´∀｀)ノ (2020年4月6日 15時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
更夜＆ルナ@歌い手(プロフ) - すごく面白い作品ですね！応援してます！ついでとは何ですが夢主さんのイメ画を描いてもいいでしょうか？下手ですけど｡ (2020年3月22日 20時) (レス) id: b1f570929b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：AOI 3
| 作成日時：2019年8月7日 14時
