第七話 ページ10
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空座町
朽木が浦原商店を訪れていたその時、
黒崎一護は滅却師 石田雨竜睨みあっていた。
黒崎「さぁ、とっとと説明しろよ。勝負のルールを」
石田は制服の胸ポケットから100円玉のような銀色の小さな物体を取り出した。
石田「これで勝負しよう」
黒崎「んぁ？なんだそれ…」
石田「対虚用の撒き餌だよ。砕いて撒けば虚が集まってくる」
黒崎「なんだと！？」
黒崎は石田の持つソレの危険さを知り、驚きと怒りの入り混じったような焦りを覚える。
石田「集まってきた虚を24時間以内に多く倒した方が勝ち。
どうだい？分かりやすいルールだろ」
その余裕そうなそして尚この状況をどこか楽しんでいるような石田の表情に
黒崎は怒りを隠しきれなかった。
黒崎「ふざけんな！！俺らの勝負の為に町中の人間を危険にさらす気か！？
何様だよ、てめぇ！！！」
石田「うるさいんだよ、ごたくがさ。
他の人間の心配なんて必要ない、集まった虚は一匹残らず僕が殺すんだから。」
先程まで口元に俄かに笑みすら浮かべていた石田の余裕な表情は
黒崎の一言で突然怒りを露わにした。
その表情にはまるで憎しみすらも感じられるほど、どこか苦しそうな表情だった。
石田「君も虚から人々を守り切れる自信があるなら、この勝負受けられるはずだろう。」
その瞬間、黒崎の返事を待たずに石田はその手に持った虚用の撒き餌を砕いた。
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浦原商店
貴方「っ！！これは…！
女の感がよく当たるのも、嬉しくないものね…」
表では未だ朽木と浦原が話をしていたが、突然浦原はその口を閉ざした。
朽木「どうした、浦原。」
その瞬間朽木のスカートのポケットから虚の出現を報せる音が鳴った。
朽木「くっそ、虚か。こんな時に。
すまぬ浦原、続きはまた。」
その場を去ろうとする朽木の手から、今度は虚が消滅したことを報せる音が鳴った。
その２つの音は何度も繰り返された。
虚が出現しては消え、また出現し、またすぐに消滅する・・・・
朽木「こんなペースで虚が出てくることなど、あり得ぬ、事だ…」
慌てて店の外へ飛び出した朽木の見上げる空には、黒い亀裂が走っていた。
貴方「喜助さん…」
そっと襖をあけて顔を出した彼女の顔は、
浦原同様、暗く、そして真剣で、怒りのが見え隠れしていた。
朽木「一体、何が起ころうとしているのだ…！？」
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神田(プロフ) - すごく続きが気になるんですが更新の予定わないですか？？ (2022年1月5日 4時) (
レス) id: cf3f4f58f3 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - もう更新しませんか？>< (2020年9月15日 20時) (レス) id: 5f671b2301 (このIDを非表示/違反報告)
こっちん - 新しいお話を見ました！夢主の斬魄刀の玉藻御前が気になります！更新頑張ってください！！ (2020年7月1日 5時) (レス) id: e1802d5515 (このIDを非表示/違反報告)
beNi(プロフ) - 黒パラさん» お読みいただき、こんなに絶賛して頂いて恐縮です！笑 黒バラさんの言葉を励みに今後も頑張っていきます！応援の程よろしくお願いいたします！ (2020年6月29日 2時) (レス) id: d7e7cc7b3b (このIDを非表示/違反報告)
黒パラ(プロフ) - すごい好きです。1回しか評価できないのが悔しいくらい好きです！！ (2020年6月28日 18時) (レス) id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：beNi | 作成日時：2020年6月21日 23時
