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第三話 ページ5

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浦原商店では朝食を終え、それぞれが店内で過ごしていた。

浦原は倉庫に入り、あるものを目にする。


浦原「おや…。おやぁ」


浦原を始め、5人が勢揃いすると真ん中に置かれた箱には"粗悪品”の文字が。


ジン太「よく見ろ。何て書いてあるか読んでみろよ」

雨「そ、わる、ぴん…?」

ジン太「そあくひんだよ、粗悪品!すっげえ質の悪い商品を客に売ったんだよ、てめえは!」


自分のしてしまった事に気付き、雨が落ち込んでしまう。

普段笑顔の彼女ばかりも、今回ばかりは苦笑いを浮かべている。


ジン太「ふざけんなよ、てめえ!あり得ねえ前髪しやがって!」

貴方「ちょっとちょっと、ジン太」


雨の前髪をひっつかんでいるジン太を注意するも、

想定外の出来事に困惑を隠せずにいる。


浦原「こらこら、ケンカしない」

握菱「しかし、この義魂丸は困ったことになりそうですなあ」


普段なら仲裁する握菱も、今回ばかりはこの状況に眉をしかめていた。


浦原「そうだねえ、どっちにしろ早めに片付けないとねえ。
  彼がどんなことをしでかすかわからないし…」


貴方「…何もなければいいのだけど」


この状況には似つかわしくない程、よく晴れた空を眺めていた。

────────

浦原「さあてと、こんなとこかなあ」


店からは大きな武器のようなものを運び出してきた浦原。

それぞれが義魂丸回収のための準備を行っていた。

かく言う彼女も、何かあってはいけないと彼女自身の斬魄刀を手入れしていた。


雨「あ、あの、喜助さん…」

浦原「ん?」

雨「その、ごめんなさい…。私のせいで、こんな…。お、怒ってます、よね?」


その雨の姿に浦原とAは目を合わせ、微笑みあった。

怖がっているのか、落ち込んでいるのか、はたまた両方なのか、

すっかり下を向いている雨の小さな頭に浦原はその大きな手をやさしく乗せた。


浦原「ぜーんぜん気にしてないよ。なんでウルルだけそんなビクビクすんのさ。」


その声はあまりにもやさしく、雨を安心させるにはじゅうぶんだった。

雨の頭に優しく置かれた手はそのまま雨を浦原の胸に優しく導いた。


浦原「僕ら仲間じゃないの。安心して、僕がぜーんぶ何とかするから」


漸く安心した雨の目からは涙があふれ、

それをあやす浦原を見て彼女と握菱は微笑みあった。

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神田(プロフ) - すごく続きが気になるんですが更新の予定わないですか?? (2022年1月5日 4時) (レス) id: cf3f4f58f3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - もう更新しませんか?>< (2020年9月15日 20時) (レス) id: 5f671b2301 (このIDを非表示/違反報告)
こっちん - 新しいお話を見ました!夢主の斬魄刀の玉藻御前が気になります!更新頑張ってください!! (2020年7月1日 5時) (レス) id: e1802d5515 (このIDを非表示/違反報告)
beNi(プロフ) - 黒パラさん» お読みいただき、こんなに絶賛して頂いて恐縮です!笑 黒バラさんの言葉を励みに今後も頑張っていきます!応援の程よろしくお願いいたします! (2020年6月29日 2時) (レス) id: d7e7cc7b3b (このIDを非表示/違反報告)
黒パラ(プロフ) - すごい好きです。1回しか評価できないのが悔しいくらい好きです!! (2020年6月28日 18時) (レス) id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:beNi | 作成日時:2020年6月21日 23時

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