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第十七話 ページ20

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浦原商店ではAが浦原を見送ってから寝付けず

1人玄関に座りお茶を飲んでいた。


握菱「隣、よろしいですかな?」

貴方「テッサイさん…」

握菱「不安ですか?」


笑顔のないAの表情を見た握菱は、彼女の思う所を何となく理解していた。


貴方「確かに、一切不安がないわけではないですね。
  まさか、彼らを送ってくるとは思っていませんでしたし。…ですが」


そっと彼女は自分の持つ湯飲みに視線を落とし、口元に微かに笑みを浮かべた。


貴方「今は、喜助さんを信じて待つ他ありません。」

握菱「店長なら、きっと大丈夫です。」

貴方「…そうですね、彼も強いですから。
  さ、きっと無傷ではないでしょうから先にお布団の準備でもしておきましょうか。」


先程までの不安な表情を隠すかのように握菱に微笑んだ。

その彼女の笑顔こそが強さであり、彼女の周りにいる者達が感じる彼女の美しさだった。


────────

石田は奮闘するも死神の副隊長を前に倒れていた。


阿散井「ほぉら、だから言わんこっちゃねぇ。
  さぁて、そんじゃとどめと行くか。死ぬ前によぉく覚えとけ。
  阿散井恋次、てめえを殺した男の名だ。」


それまで朽木は動けずにいたが、ここへ来て石田が殺されてしまうことを実感し、

ようやく口を動かした。


朽木「待て!」

阿散井「よろしく!」


石田に向かって斬魄刀を振り下ろそうとしたその瞬間、

阿散井の立つ足元に亀裂が走った。


阿散井「なんだ、てめえは!?」


死覇装を纏い、体程ある巨大な斬魄刀を持った黒崎が立っていた。


黒崎「黒崎一護、お前を倒す男だ。よろしく。」

阿散井「死覇装だと?どこの所属だ、てめえ?」


阿散井は見覚えのない死覇装の男、そしてその男 黒崎の巨大な斬魄刀に驚きを隠せずにいた。


阿散井「なっ、なんなんだそのバカでけえ斬魄刀は!?」

黒崎「なんだ、やっぱりでかいのかこれ。
  ルキアのと比べて随分でけえなとは思ってたんだけどな。
  何しろ今までは、比べる相手がいなかったからよぉ。」


黒崎の物言いは、まるでお前達の探している相手は自分だ、とでも言うかのような言葉だった。


阿散井「(斬魄刀のでかさは霊力のでかさ…。
  こんなガキがこんなバカでかい刀を持ってるってのか、まじかよ…!?)」


朽木はすぐさまその場から逃げてほしいと願ったが、

立場上動けない自身にもどかしさを感じていた。

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神田(プロフ) - すごく続きが気になるんですが更新の予定わないですか?? (2022年1月5日 4時) (レス) id: cf3f4f58f3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - もう更新しませんか?>< (2020年9月15日 20時) (レス) id: 5f671b2301 (このIDを非表示/違反報告)
こっちん - 新しいお話を見ました!夢主の斬魄刀の玉藻御前が気になります!更新頑張ってください!! (2020年7月1日 5時) (レス) id: e1802d5515 (このIDを非表示/違反報告)
beNi(プロフ) - 黒パラさん» お読みいただき、こんなに絶賛して頂いて恐縮です!笑 黒バラさんの言葉を励みに今後も頑張っていきます!応援の程よろしくお願いいたします! (2020年6月29日 2時) (レス) id: d7e7cc7b3b (このIDを非表示/違反報告)
黒パラ(プロフ) - すごい好きです。1回しか評価できないのが悔しいくらい好きです!! (2020年6月28日 18時) (レス) id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:beNi | 作成日時:2020年6月21日 23時

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