第十六話 ページ19
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その頃黒崎はコンと2人ルキアの行方を気に掛けていた。
コン「俺なんかなぁ、一緒にいたんだぞ?
それなのに、何の説明もしてもらえずに置いてかれたんだ!おめえの事なんて知るか!」
コンは可愛らしく必死に腕を振り回し、悲しみを全身で表現していた。
黒崎「くっそ、ルキアのヤツ何考えてんだよ。ったく…」
置手紙を裏返すとそこには不可解な文章が記されていた。
黒崎「ん?楽しく解読せよ…?
たわけあたって私はでたたていたく…?なんだぁ?
ヒントはコレ…なんだこれ!?
ええい、本文にこんだけ"た"が多いんだから多分狸だ!よし、"た"を消して読むぞ」
置手紙の"た"を塗りつぶし再度置手紙を読み始めた。
黒崎「わけあって私はでていく。さがすな、そしてしんぱいするな。
このてがみは、よんだらもやせ。それからできればしばらくみをかくしていろ。
…なんだこれ、結局なんで出ていったかよく分かんねえままじゃねえか。」
置手紙を書いていた朽木の表情を見ていたコンは何かを察していた。
コン「わかんねえか、何かあったんだよ。
手紙を燃やせだの、身を隠せだの、なんで姉さんはこんなに俺たちのこと心配してんだ。
決まってる、何かあったんだよ!尸魂界との間に!
それで俺らを、周りの人たちを巻き込まないために姉さんは、
姉さんは1人で出て行ったんだ!!」
そこで黒崎もコンと同じ憶測ができた。
悪い想像に走るコンに相反し、黒崎の目は覚悟が浮かんでいた。
黒崎「やめろ!これ以上勝手な憶測で喋んのはやめようぜ。
こうして喋ってるだけじゃ、何も片付かねえ。
行くぜコン!死神化して、ルキアを追う。」
コン「よし来た、合点だ!」
勢いよく手を振り上げたコンだったが、一つの疑問が浮かんだ。
コン「あ、まさか…、また!?」
黒崎「お前の口に手ぇ突っ込んで義魂丸引き抜くしかねえだろ。」
その予想は的中したらしく、額に汗を浮かべ必死に逃れようとする。
コン「いや!や、やめろ!だぁぁあーーー!」
コンを捕獲しようとする黒崎とそれから逃れようとするコンは部屋の中を暴れまわっていた。
が、逃亡虚しく尻尾を踏まれ黒崎に捕獲されてしまった。
コン「いやよぉぉーーー!」
突然黒崎の部屋に暖かい風が流れ込んできた。
浦原「まいどぉ、どうやらお困りみたいっスねぇ。
何かアタシにお手伝いできる事は…?」
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神田(プロフ) - すごく続きが気になるんですが更新の予定わないですか?? (2022年1月5日 4時) (レス) id: cf3f4f58f3 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - もう更新しませんか?>< (2020年9月15日 20時) (レス) id: 5f671b2301 (このIDを非表示/違反報告)
こっちん - 新しいお話を見ました!夢主の斬魄刀の玉藻御前が気になります!更新頑張ってください!! (2020年7月1日 5時) (レス) id: e1802d5515 (このIDを非表示/違反報告)
beNi(プロフ) - 黒パラさん» お読みいただき、こんなに絶賛して頂いて恐縮です!笑 黒バラさんの言葉を励みに今後も頑張っていきます!応援の程よろしくお願いいたします! (2020年6月29日 2時) (レス) id: d7e7cc7b3b (このIDを非表示/違反報告)
黒パラ(プロフ) - すごい好きです。1回しか評価できないのが悔しいくらい好きです!! (2020年6月28日 18時) (レス) id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:beNi | 作成日時:2020年6月21日 23時