15話『誰かの手の平じゃん』3 ページ22
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うらたぬきside
こけた薫を支えて立ち上がらせる
そしてゆっくり目の前の男女を見据える
この綺麗な顔をした女は薫の妹らしい。
薫に近づこうと歩み寄った所をこの男…ブラックサンタクロースに阻まれた
そして、俺はこの男が"最高のプレゼント"に絶対関係しているとわかった。
「その枝分かれしたサンタ帽…あんた、咎人サンタかよ」
「ご名答。いい子のサンタクロースさん」
「な、何？？ごほ…どういう…」
「こいつはサンタクロースの世界の国宝を盗んだサンタだ。サンタの世界の国宝を盗んだサンタは帽子が枝分かれしてピエロみたいな帽子になるんだ
だから、こいつが、お前にそのプレゼントを渡した奴って可能性が限りなく高い」
「プレゼント…？？なんのこと…意味がわからない…」
「…このプレゼントの…」
薫は最高のプレゼントを握りしめる
「はは。残念だけど俺が盗んだのはこっち。」
黒いサンタクロースはぶらりと懐中時計を見せびらかす。
「…おいおいおい。…時計だと？」
「ま、そんなことどうでもいいでしょ、」
黒いサンタは時計を自分の懐にしまえばつまらなさそう呟いた
「…お姉ちゃんを返してよ…！」
「薫！ねぇ、そらるさん！、この紐解いて…」
「やだ。この紐がついても見えるってことはその女は頭についてるのは本物のサンタ帽だ、まったく。
一応念の為って思って紐をつけたのに意味が無いだなんて。
"最高のプレゼント"はやっぱり上げるべきじゃなかったな」
「てめぇ、やっぱりなんか知ってるんじゃねぇか！！」
2人の女の悲痛な願いすらも無下にして黒いサンタは姉をまるで潰すように抱きしめる
「んぅ、くるし、ぃ…そら、るさ…ん、！」
「あぁ、こんなことになるなんて。誤算だなあ…妹だって起こしたり、偶然出会うだとか…"最高のプレゼント"は本当に奇跡を起こすね…妹になにか起こったらAが悲しむと思って渡してあげたけど予想以上だ…困った困った…」
「！そんな動機で薫にプレゼントを…！？」
「本気でお姉ちゃんをどうするつもりなの…その言い草じゃまるでもうお姉ちゃんは私と会えないから、せめての温情でこれを渡したってッ…！？」
薫は咳き込みながら怒鳴る。
その目には涙が滲む。
「そうだけど？」
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さく - 更新止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！ (2019年7月9日 8時) (
レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
ネユ - つづき待っております！＼(・Д・)／ﾊﾔｸｰ (ごめんなさい) (2019年4月4日 22時) (レス) id: 12ff4f244e (このIDを非表示/違反報告)
ちうんと(プロフ) - 夕日さん» 面白いと言ってもらえて光栄です！本当に更新しない日が続きますがどうか続き待っててください！！ (2019年3月27日 22時) (レス) id: 78a6b0197e (このIDを非表示/違反報告)
夕日 - めちゃめちゃ面白かったです!!不定期更新でもぜんぜん構いませんので!続き楽しみに待ってます!! (2019年3月19日 23時) (レス) id: d37e8943fb (このIDを非表示/違反報告)
ふうら - ちうんとさん» そうですね、ソファーは……放置で大丈夫です！(^ω^)(((( (2019年2月9日 13時) (レス) id: 7d8b5dcb68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちうんと | 作成日時：2019年2月8日 1時
