13話『アイツに任せた』2 ページ15
この13話結構続きます(多分)
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「こ、これ…最高のプレゼント…じゃねぇか…何でこんな女が…」
最高のプレゼント。
サンタクロースの世界の宝物の一つ。所有者にその時と場に応じた‘最高のプレゼント’を贈る奇跡の産物。
俺らサンタクロースが贈るプレゼントはいい子だけに作用する‘幸せのプレゼント’このプレゼントは幸せが贈られるが、なにも不幸が降り注がないなんてことはないが、
この‘最高のプレゼント’は所有者が望む時、望んだ幸せが訪れて不幸とは無縁な体になる
その強力な奇跡からサンタクロースの世界では対になる‘最悪のプレゼント’と厳重に
保管されていたはず。
「ん……」
「…!!起きたな、おいちょっとツラ貸せ」
「おね…ちゃん…?」
「誰がお姉ちゃんだ…よく見ろ男だわ、寝ぼけてんじゃねえ」
「…え、おねえちゃんは?」
「知るか」
目覚めた女をベッドから立ち上がれせようと手を思い切り引っ張る。
「わあ…」
ドテ!!
ベッドから転げ落ちたところで俺は手を離した。
巻き添い食いたくねぇし
「ぅん…」
「…?おいなぜ立ち上がらない?」
女は立ち上がろうと膝をつくもうまくいかず手を地面について足掻く。
その体制はまるで土下座のようでこの女はなにをしたいのかわからない。
「…!お前、立ち上がれないのか」
そこで俺はやっと気付く。
この女の腕も足もよく見れば正常な人間の生活を送れると言うには無理に細くすぐに折れてしまいそうだった。
「はあ、早く言えての。おら、…っと」
「ひい…!」
その女を抱きかかえれば
まあ、人間ってこんなに軽くなるものなのかとおもう
「お前名前は?」
「薫(かおる)…お姉ちゃんがつけてくれた大事な名前」
「俺は…うらたぬき。サンタクロースだ」
きっと、俺がここに着た理由はこの最高のプレゼントのせいだ。
多分こいつは今まで眠っていて、目を覚ましたのだって偶然じゃない。
この最高のプレゼントが引き起こした奇跡なんだ
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さく - 更新止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます! (2019年7月9日 8時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
ネユ - つづき待っております!\(・Д・)/ハヤクー (ごめんなさい) (2019年4月4日 22時) (レス) id: 12ff4f244e (このIDを非表示/違反報告)
ちうんと(プロフ) - 夕日さん» 面白いと言ってもらえて光栄です!本当に更新しない日が続きますがどうか続き待っててください!! (2019年3月27日 22時) (レス) id: 78a6b0197e (このIDを非表示/違反報告)
夕日 - めちゃめちゃ面白かったです!!不定期更新でもぜんぜん構いませんので!続き楽しみに待ってます!! (2019年3月19日 23時) (レス) id: d37e8943fb (このIDを非表示/違反報告)
ふうら - ちうんとさん» そうですね、ソファーは……放置で大丈夫です!(^ω^)(((( (2019年2月9日 13時) (レス) id: 7d8b5dcb68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちうんと | 作成日時:2019年2月8日 1時