織田作にドッキリとか絶対無理じゃね？ と思った今日この頃。【黒の時代】

番外編・もしも探偵社でディ○ニー行ったら ページ44

結局その場は与謝野が収めた。

そして、如何なったかと云うと。



『なぁこの体勢クソ恥ずい』

「だって仕方無いじゃん」

「凪、柔らかい…」

「ちょっと凪、其処のジュース取って！」



先ず敦が座る。そしてその上に凪が座る。その横に太宰、乱歩が座って居る。



「お、お前ら…」



国木田が呆れた様な、そして少し嫉妬じみた視線を送る。



『つかもうパレード始まってるんだけど。お前らのせいで最初全く見れて無いんだけど』

「いーよいーよパレードじゃ無くて私を見てよ！」

『ナルシかよ。キモ』



太宰はレジャーシートの隅っこに行き、「違う…そう云う意味じゃ無くて…」と、拗ねる。



「ねー凪、ゲームしよ！ポッキーゲームならぬ、チュロスゲーム！」

『は？ 否今パレーングッ、』



乱歩は構わず凪の口の中にチュロスを突っ込んだ。自分もサクサクと食べ進める。

凪がえ、待って之本当にやばいんじゃね？と思った時、チュロスがポキッと折れる。



「…何してるんです？乱歩さん？」

「あっれー、君居たの？全然気付かなかったよ」

「ふふふふふ」

「ははははは」



笑顔で笑い始める二人。ちなみに目は全く笑っていない。



『うわあ何か二人がドス黒いオーラ出してるんだけど』



凪は一番安全そうな谷崎の処へ避難。



「如何したの、凪ちゃん？お菓子食べる？」

『天使か！』



思わず叫んだ凪に、ビクッとする谷崎。流石東のヘタレ。



「え、えーッと…取り敢えず、之食べる？」



谷崎が差し出した物を素直に食べる凪。



『あー美味しいよぅ美味しいよぅ。ザッキー優し過ぎじゃない⁉ 抱いて！』

「だッ、だだだだだだたッ⁉」

「小娘、お前も一応女なんだからそう云う事を云うな！」

『一応を付けられた私の悲しさ。と云うか抱いてッてハグですけど』

「「…え？」」



凪はニヤリと笑う。



『あれ？あれあれぇ？ 若しかして国木田さん、違う方の意味だと思いました？やーん、国木田さんのむっつりスケベー』

「お前えええええ！」









………結果、全くパレードを見なかった一同。



『…あれ、之ひょっとして超迷惑だったんじゃね？』

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