ついに決戦!?セクハラVSポートマフィア! ページ44
部屋には沈黙の幕が降りていた。
いや、別にしらけてる訳ではないよ?多分きっとお互いに間合いを測りかねているんだ。
だってーあいつの異能知らないしー。そしてこんなときに便利なのが念話。
〔織田作、どうしようこいつ。〕
〔……待て、様子がおかしいぞ?〕
確かに、三島の周囲の空気が明らかに何か変わった。
何で人が話し出した途端に動くのかなKYめ。
そしてついに、沈黙が破られた。
「ふふ、後悔するがいい!異能力______潮騒!」
三島が、絶叫に似た声を上げた。っていうかセリフがよくある負けるラスボスっぽいの草。
刹那、空間が曲がった。
もう一度言おう。空間が曲がった。まるで波のようにうねっている。
映像が見えた。勿論、織田作の異能を共有しているからだ。
空間のうねりが波となり、そして本物の波の音を伴い、迫ってくる。
その波に、身体が呑まれた時、私の血が熱くなった。そして、爆ぜた。
脳は最早、激痛を感じることもできず、双眼は鮮血を捉えることもできない。
映像が終わったとき、波は間近まで迫ってきていた。
波の範囲はあまり広くない。なので全力で横に飛び退いた。どうやら織田作も同じような状況だったらしく、私の近くに着地した。
波は部屋の端で掻き消された。
「大丈夫か?」
『なんとか。』
成る程、こいつの異能は、波を発生させ、それにあたった人__生物全体なのか人のみなのか判らない__の血を爆発させるものなのか。
……待って、何この説明!雑過ぎて意味わからん!
〔これ、攻撃通るの?〕
〔やってみなければ判らない。殺してはいけないしな。〕
殺さずに生け捕りにするのは難しい。私も、殺 したくはない。
しかし殺らないと殺られるこの状況、どうしよう。
「ふっ、私は誰にも負けない!誰にも!」
三島が再び攻撃を放とうとしている。もう一度避けれる保証はない。
しかし、攻撃は来なかった。
銃声と、銃火。
「ぐぁっ……!」
そして、痛みに悶える声。
先程の問いの答えだ。
どうすればいいか?死なない程度に先制攻撃を仕掛けてやればいい。
織田作が、三島の脚を撃ったのだ。
私はてっきり、攻撃が波に阻まれて通らないような気がしていたのだが、考えてみればそんなことはないのだ。
撃たれた本人は、痛みに悶えているし、どうやら強さ故に痛みに耐性がないようだ。
取り敢えず、今の心境。
身構えて損した!私の苦労を返せ!
こうしてあっけなく決着がついた。
森さんの同類がいたら怒らないので出てきてください。ってかお友達になりましょうよ→←ヤクザと極道って何が違うんだろ
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Neon@寝苑☆歌い手好き(プロフ) - 端賀さん» ういっす (2018年7月8日 11時) (レス) id: 6cb15526c0 (このIDを非表示/違反報告)
端賀 - Neon@寝苑☆歌い手好きさん» コメ欄を荒らすでない (2018年7月8日 11時) (レス) id: 9403d00418 (このIDを非表示/違反報告)
Neon@寝苑☆歌い手好き(プロフ) - 端賀さん» どやった上に更にドヤる事(今作った←) (2018年7月8日 11時) (レス) id: 6cb15526c0 (このIDを非表示/違反報告)
端賀 - Neon@寝苑☆歌い手好きさん» どやどやってなんや (2018年7月8日 11時) (レス) id: 9403d00418 (このIDを非表示/違反報告)
Neon@寝苑☆歌い手好き(プロフ) - 端賀さん» うへへ← どやどや! (2018年7月8日 11時) (レス) id: 6cb15526c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:端賀 | 作成日時:2018年5月25日 23時