所属組織を潰したらマフィアに連行されました【織田作之助】【文スト】

ヤクザと極道って何が違うんだろ ページ43

『おらぁ面貸せや塵が！』


私は扉を蹴破りながら叫んだ。


「ヤクザか？」

『いや、イメージは極道。』



織田作のいつも通りの突っ込み(仮)で、少し冷静になる。
そう言われてみるとこの２つって何も変わらない気が……。



「君たちどうしたんだ！？」


あ、三島の処にきたばっかりなの忘れてた。最近こんなんばっかりだな。

聞かれたからには答えなくてはならない。お前の処に私達が来た理由を突きつけてやろう！





『ポートマフィア実習生こと首領直轄の潜入捜査員、遠藤です。三島由紀夫、貴方の終焉をお知らせに参りました。』



にこぉ、と効果音が付きそうな程の笑みを浮かべながら、私は云った。
流石にこの状況の不味さが判ってくれると、反応が面白いのだが。



「なっ、……つまり………」

『つまり？お前らが杜撰なお陰で証拠が大量に出てきて首領から反逆罪確定を言い渡されたんだよ。』



口が悪くなってしまうのは許して欲しい。だって！こいつのせいで色々面倒だった！


そんな私の内心など露知らず、自分が助かることだけを考えている塵が約一名。



『そこに隠れてる会計さん？正直に連行される、という手もありますよ？三島さんもいかがです？』


そう。異能のお陰で判ったのだが、部屋には反逆の共謀者の会計係が隠れているのだ。
あームカつく。



「素直に連行されろ？無理に決まっている。どうせ拷問が待っているんだ。」



三島は、今ほっとしていた馬鹿な会計係とは違って、まだましな思考回路をしているようだ。
なんか一番初めに読んだ資料との違いが激しい。狡猾て……嘘やん！




『それだと、力づくと言うことでいいですかね？』

「ふっ、異能力もない一般人が敵うとでも思うか？」


うん。異能力隠しといて凄くよかった。油断大敵！
どうやらこいつは異能力に相当自信があるようで。

だけどな？未来予知のできる銃撃のプロと、思考が読めるマシンガン女を嘗めるなよ？



次回！第43話！


ついに決戦！？ セクハラVSポートマフィア！


皆、絶対に見てくれよな！(ポケ○ン風)←

ついに決戦！？セクハラVSポートマフィア！→←神様、紙様、髪様（意味不明）

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