脳はクラクラ、負才でバラバラ - 非日常編 - 14 ページ26
そうだ、私も一度地震で目が覚めたのだった。
マリアさんや海津くんが心配になると言うことは、やはりそこそこ大きかったのだろう。私は眠気に負けてそこまで気にしていなかったけれど。
朧「地震、かぁ……」
マリアさんは「もう少し探索を続けてみます！」と残して、去って行った。私たちは最後にまだ話していない海津くんの元へと向かうことにした。
朧「瀀氷くん、捜査の方はどう？」
瀀「……手掛かりはないな」
朧「そっかぁ……やっぱり今回の事件は難しいね」
瀀「あぁ。それに夜の時間と言うのもあって疲れているし、現場が3階なのもあって余計な負担が多いからな……」
そうなのだ、忘れてはいけないのは今の時間が24時をもう回っていること。こんな時間に捜査をしても、なかなか頭が回らないのは仕方のないことだった。
瀀「だが、何も話さないわけにもいかないだろう。恐らく礼世さんが事件発覚前の事を話してくれただろうから、俺はその後について話そう」
そう言うと、海津くんは少し思い出すようなそぶりを見せてからゆっくり話し始めた。
瀀「アナウンスが流れたのは、俺達が1階と2階の間ら辺の階段だったな。そこから急いで3階まで上がった。……だが、全力で走るには礼世さんが大変そうだったな。最後の方にはかなり疲れていたように感じる」
朧「瀀氷くんは平気だったの？」
瀀「まぁ。普段からダンスとか体幹はやってるからな。……その後の会話についても、聞くか？そこまではっきり覚えている訳では無いが」
咲「お、覚えているならお願い」
瀀「あぁ」
海津くんが教えてくれたのは二人が到着してから、次に蓮さんと美宏くんが到着するまでの会話だった。
瀀『はぁ……死体発見って……どういうことだ』
泡『あぁっ！海津くん、礼世さん。た、大変なことになってるの……』
マ『た、大変なこと……、ですか……？はぁ……一体、どういう……』
紫『爆弾が爆発したみたいですヨ。ボクもさっき到着したばっかりで何が何だか分からないですケド……』
マ『そ、それは……大変、です……！はぁ……一体、誰が……』
導『シスターさんは……まず、息を整えた方が良いと思う……』
朧『はぁ……そうだよ……1階から3階まで、長いから……』
泡『朧ちゃんも、休んでていいのに……！礼世さんもそっちで休んでて大丈夫だよ！』
マ『で、では、お言葉に甘えて……』
『コトダマ 到着時の会話』
脳はクラクラ、負才でバラバラ - 非日常編 - 15→←脳はクラクラ、負才でバラバラ - 非日常編 - 13
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 9人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜子(プロフ) - そなさん» コメントありがとうございます✨ここまで読んでいただけてとても嬉しいです！次週から裁判編へと突入していきますので、今後とも楽しんでいただけたら幸いです♪ (2023年3月25日 17時) (
レス) id: ec8bf151a4 (このIDを非表示/違反報告)
そな(プロフ) - この作品を知ってここまで一気読みしてしまいました…。すごく面白いです、これからも頑張ってください！ (2023年3月23日 22時) (レス) id: 8240083825 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おーすりー | 作成日時：2023年3月11日 9時
