脳はクラクラ、負才でバラバラ - (非)日常編 - 26 ページ41
いつもなら面白そうなことに真っ先に飛びつきそうな彼が、今日は一段と淡々としているように見えた。目の前で朧ちゃんが爆発に巻き込まれそうになったからかもしれないし、もっと別の理由があるのかもしれない。
それでも、彼は本気だった。
崇「全員で全員を見張るんだ。お互いが、お互いの事を見て、信じるために疑うんだ……」
自分に言い聞かせるような、そんな呟き。いつもふざけているように見える彼だって、みんなを信じたいのだ。それは私も、きっと他のみんなも同じ。
だったら、私も歩み寄らなければ何も始まらない。
咲「わ、私は……賛成。こんな状況だし、単独行動は危ないと思う。もし、何かあった時も複数人でいれば何とか出来るかもしれないし」
導「教祖くんにしては……良い考えなんじゃない……」
崇「使いちゃん、トレハンちゃん……！」
私たちの声を始まりとして、賛同の声が集まる。少々不服そうだった海津くんも今回ばかりは首を縦に振ってくれていた。
みんなが”疑うため”ではなく”信じるため”に団結する。
そうやって私たちを変えるだけの力を彼は持っていた。彼はただの問題児ではない、”超高校級の教祖”なのだ。
……なんて思っていたが、彼にはいつの間にか元の笑顔が浮かべられていて、いつも通りのおちゃけらけた雰囲気が戻っていた。
崇「たはー、これで一件落着ー！いやぁ真凜ちゃん、ごめんねー。手柄を取っちゃって！……でも、上手くやったでしょ？」
真「大丈夫だよ。でも私のやりたかったこと、よく分かったね」
崇「ま、オレは神だから当然だよねー！……だーかーらー、真凜ちゃんも今日くらいは普通に楽しんでいいんだよ！」
さっきの真面目さからは様変わりした本調子の彼が戻って、少し困ったような、でも安心するような複雑な気持ちが脳裏によぎった。
彼の言葉によって、みんなの視線が真凜ちゃんに集まる。彼女には当然いつも通りの笑顔が＿＿＿
咲「あれ、真凜さん……？」
彼女の笑顔には、少し陰りがあった。
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凛導碧(プロフ) - おーすりーさん» ありがとうございますm(_ _)mおーすりー様の居場所を生かすことができ、とても嬉しいです。改めて、お疲れ様でした。 (2022年9月13日 15時) (
レス) id: a9aa0fa550 (このIDを非表示/違反報告)
おーすりー(プロフ) - 凛導碧様、改めてありがとうございます。放棄してしまった私が言うのはなんともおかしな話ですが、この作品を生かしてくれて、ありがとうございます。凛導碧も、無理せず、自分のペースで更新していってくださいね。応援してます！ (2022年9月13日 12時) (レス) @page37 id: 22a9b8f06d (このIDを非表示/違反報告)
未來。(プロフ) - 私にも出来る事があれば是非お声掛けください…！！作品を綴る事は可能だと思いますので…！！ (2022年9月13日 7時) (レス) id: be142694a3 (このIDを非表示/違反報告)
水晶(プロフ) - 私もできることがございましたら是非お声がけください！作品を綴ることはできると思います。 (2022年9月12日 22時) (レス) @page37 id: 001dbf15df (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - リアルが優先になってしまいますが、必要でしたらお声掛けください。比較的作品を綴れるとは思います (2022年9月12日 21時) (レス) id: 6004fe1c78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おーすりー x他4人 | 作成日時：2022年7月30日 7時
