82話 こんにちは ページ5
『なぁに。定番なのだよ。新入りは先輩の前職を当てるのさ。』
「紫音有難う。最高。」
録音機から聞こえる大人になった弟の声と、探偵社の皆様の声で発狂しそうになったのは秘密。
紫音「？よかった。で、虎はどうするの？見つけたから捕獲？でも虎、敦君は武装探偵社に入社してるよ？」
「そこは大丈夫。僕、長官から敦君の監視役頼まれてるし。今から武装探偵社にあいさつしに行く。紫音、着いてきて。」
紫音「ん。了解。」
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そのころ、探偵社では…。
福沢「皆の者、聞け。突然で悪いが今日、異能特務課の者が来るそうだ。」
独歩「今日？！」
与謝野「そりゃまた何で？」
乱歩「どうせ敦の件でしょ〜。でも今日、長期任務に行ってた社員が帰ってくるよ？」
福沢「特務課の者が来るなら、社員はそろっていたほうがいいだろう。」
乱歩「ふーん。ま、どうでもいいけどねー。」
その時、敦と谷崎兄妹は依頼によりいなかった。樋口と名乗る女性に案内されて、路地裏にいたからだ。
太宰はあることを疑問に思っていた。
治「社長。長期任務に言っていた社員とは誰ですか？」
福沢「ああ、その者の名は…」
まだ福沢が言い終わらないうちに事務所のドアが開いた。
紫音「こんにちは。探偵社のみなさん。異能特務課の神崎紫音と申します。さ、Aさんも。」
「(同じく、雨森A。よろしく。)」
開けられたドアの近くに立っていたのは、真面目そうなスーツを着ているが、金髪で赤いピンをしている神崎と名乗った男と、黒いパーカーにフードを深くかぶった狐面の少年だった。
しかし、狐面の少年のほうはスケッチブックに文字を書いて、筆談している。
それを除いても、服装や雰囲気が不思議な感じがする二人組だった。
福沢「汝らが異能特務課の者か。来てもらい悪いのだが、目的の中島敦がいなくてな。依頼から帰ってくるまで待っていただくことになるがよいだろうか。」
紫音「分かりました。待たせていただきます。」
独歩「どうぞこちらへ。」
応接間に近いところに立っていた太宰治はいつの間にか与謝野晶子の隣に立っていた。
「(有難うございます。)」
太宰「あの。失礼とは存じますが、何故筆談なんです？」
太宰治が珍しく、敬語を使って話す。礼儀はわきまえているようだ。
紫音「ああ、彼は人前でしゃべるのが苦手で…。」
理由を聞いて、皆納得したようだった。
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奏斗 - 面白かったです！続き待ってます！ (10月3日 21時) (
レス) @page13 id: 837e222f3a (このIDを非表示/違反報告)
庄司靖(プロフ) - おねがいします続きをできたらでいいのでやってください！続きが出るのを楽しみにしています (2023年1月17日 23時) (レス) @page13 id: e958ad6f1e (このIDを非表示/違反報告)
幽(プロフ) - 最新待ってます😌 (2022年8月1日 12時) (レス) id: fb9d3eda18 (このIDを非表示/違反報告)
七日 - すごく面白かったです!! 続き待ってます。 (2022年3月4日 3時) (レス) @page13 id: 2fef72e0d0 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫(プロフ) - 続き待ってます!!!!! (2021年12月31日 11時) (レス) @page13 id: 70f5cfe725 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クレハ | 作成日時：2019年5月16日 23時
