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業「 ねーねー、A。
昨日のあれ、どういうことなの? 」
『 今日みなさんに説明をするので、
その時まで待ってください 』
茅野「 その服かわいいね! 」
『 ふふっ、私たちの象徴ですよ 』
そうしてHRが始まった。
Aの話を今か今かと待っているクラスメイトたちに
殺せんせーの話は何も頭に入ってきていないようだった。
殺「 ⋯では、虹音さん。話をお願いします 」
『 はい 』
そのタイミングで竈門兄妹と善逸が教室に入ってくる。
昨夜Aの家に来ていなかった人のためにも
自己紹介をし直して、話を始めた。
『 単刀直入に言うと、
昨日あなた方を襲ったのは“鬼”です 』
寺坂「 はァ? んなもんいるわけねーだろ。アホか 」
『 います 』
寺坂の言葉にも一切屈さず、真っ直ぐな目で寺坂を見た。
そんな彼女に寺坂は怯え、そっぽを向いた。
『 私たちはそんな鬼を滅する“鬼殺隊”という者です。
昨日私の屋敷にいた人たちは全員が鬼殺隊で、
前世では鬼に殺られて
儚く命を散らしていったのがほとんどです 』
Aはまず
そして、次に自分自身の話をする。
『 ⋯長々と“鬼を滅する”と話をしてきましたが、
そんな私も鬼です 』
「「「 !? 」」」
『 今世ではそこまで鬼の要素はないみたいですが 』
そう言って太もものナイフホルダーから
1本の短刀を抜き取ったAは、
自らの右腕に浅く傷を入れた。
『 こんな傷もすぐに治ります。
この前はかなり大きい傷だったため、
反動で熱を出してしまいましたが 』
業「 なんでAは同族をやっつけてるの?
てか、鬼殺隊なのに鬼って大丈夫なの? 」
『 それについては
許可をいただいています。ここにいる禰豆子もまた、
前世では鬼にされてしまった人の1人です。
禰豆子自身の努力で、認めてもらえましたがね 』
禰豆子は心配そうにAを見た。
それに気づいたAは彼女の頭を撫でる。
『 私はあなた方、椚ヶ丘中学の生徒を
守るために派遣されました。
そして、2年間でこの周辺に潜む
数多くの鬼を斬ってきました。
その原因はおそらく“稀血”だと思います 』
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レイン様(プロフ) - おばみつじゃない新しい設定ですねぇ (2020年8月19日 11時) (レス) id: 6e6e0a8455 (このIDを非表示/違反報告)
nogue - カブトムシおはぎ柱wwwこれからも頑張ってください。 (2020年3月31日 17時) (レス) id: a847137800 (このIDを非表示/違反報告)
澄葉流(プロフ) - ちょー面白いです!!!これからも更新頑張ってください!!! (2020年2月27日 22時) (レス) id: 73c9d55ae5 (このIDを非表示/違反報告)
なー - えっ…面白すぎない?続き、楽しみに待っております (2020年2月20日 21時) (レス) id: 0ed445bc17 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - めっちゃ好みです!これからも頑張ってください!応援してます。 (2020年2月19日 21時) (レス) id: f4a774456e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タピ岡義勇 | 作成日時:2020年2月17日 16時