今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:5,211 hit
小｜中｜大
吸血鬼の心配 ページ7
凛月side
ふわぁ、よく眠れた。
びしょ濡れのタオルを抱えたまま、
あの女の子も眠っていた。
心地良さそうな寝息
顔にかかる銀髪
透き通るような色の肌
そのいとしさに触れてみたくなった。
否。
噛み付いて、俺だけのものにしてしまいたい。
細い首筋にこの歯を突き刺したい。
その血はきっと、いい味なんだろうな…。
りんね「なあに…？ふわぁ…。」
銀の髪に触れようとした時
その子は目を覚ました。
空の色が夜に変わり始めていた。
俺たち吸血鬼の時間が来る、
そう思ってから、一つ心配になった。
この子は帰らなくていいのか。
俺は帰る気なんてない。
だけどこの子は、待っている家族がいるはず。
凛月「いいの？帰らなくて。」
俺が聴くと、少し考える仕草をして、
首を傾げて微笑んだ。
りんね「帰りたくないの。あなたは？」
あっさりと、帰宅を否定した。
俺はもちろん、帰らない。
りんね「一緒にいてくれるの？あたしは、りんね。」
りんねはよろしく、とささやいて
牙を見せて微笑んだ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
寝る子(プロフ) - にゃんこへ 久しぶりです、覚えてますか？シャルラとかミラとかの人です。気づいてくれるかなぁ…… 小説、読んだよー！ (2020年8月14日 13時) (
レス) id: fadce6c5d6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：せいにゃん*すとろべりー | 作成日時：2018年8月13日 0時
