一緒。 ページ23
｢お〜、Aちゃん良かったよ〜！｣
私が歌い終わるとキラーは褒めてくれた。
｢そうだな、少し意外だ。｣
ホラーはドリンクバーでいれてきたジュースを飲んでそう言った。
意外なんて心外だ...と思ったが、
私は前までマフィアで活動していたので
そう思っても仕方がないのかもしれない。
｢んで、そこのお前は最後まで歌わないつもりなの?｣
キラーはマーダーを見てそう言った。
｢はぁ...お前が連れて来たんだから俺が歌う理由なんて...｣
｢え〜何それ、ちゃんと金払ってるんだし歌ってもらわないと!｣
キラーは少し強く言った。
『えっと...じゃあ皆で歌う...とか?』
｢いいねそれ!｣
冗談のつもりで言ったのだがキラーにいい案だと称された。
一方マーダーとホラーには
何言ってんのコイツ...という目をされた。
流石にちょっと悲しいのだが。
『いや、さっきのは冗談...』と言おうとしたが、
キラーは既に曲を選び始めていた。
｢それはそれとして、何も聞かず曲を選ぶのはどうなんだ?｣
ホラーがキラーにそう言うと、キラーは親指を立てて
｢大丈夫!ちゃんと皆分かる曲にするからさ!｣
そういう問題ではない気がするのだが。
｢にしても、俺らの知っている曲で4人で歌える曲なんてあったか...?｣
マーダーの言う通り、私にもそんな曲は記憶にはない。
するとキラーは私達を見てこう言った。
｢何言ってんの?皆でアレンジするに決まってるじゃん。
ほら、曲始まるよ！｣
すると曲が流れ始め、まずはキラーから歌い始めた。
先程と変わらず滑らかな歌声。聴いていて心地が良い。
曲がBメロに入りそうになる。
｢次!マーダー歌って!｣
｢おいマイク投げんな...｣
キラーはマーダーにマイクを(投げ)渡して、
マーダーはマイクを手に取った。
｢マイク持ったんだからちゃんと歌ってね?｣
｢クソッ...｣
マーダーは少し腹を立てた様子だったが、仕方なく彼は歌い始めた。
少し歌い方はぎこちないが、キラーとは違う力強い歌声だ。
サビに入りそうになるとホラーにマイクを投げた。
｢おいお前も投げてるじゃねーかっ!｣
ホラーはそう言いながらもマイクを受け取り歌い始める。
少し低く深みのあり、初期のイメージとは随分違う声だ。
そしてあっという間に私の番。私は歌い始めた。
声は多分震えていたと思う。
でも、皆は褒めてくれた。
その後も交代で歌っていって、この曲が終わった後も沢山歌って、疲れて。
今日はとても楽しかった。
いつか、メンバー全員で行きたいな...
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奏(プロフ) - 暇な人さん» ありがとうございます！( இ﹏இ ) (2022年5月20日 16時) (
レス) id: 06688e95b6 (このIDを非表示/違反報告)
暇な人(プロフ) - 奏さん» あっ、私も気が付きませんでした💦それくらい謝らなくても大丈夫ですよ〜 (2022年5月20日 7時) (レス) id: b5551d432f (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - あっ今更ですけど星5じゃなくて☆10ですね…すみません… (2022年5月19日 22時) (レス) id: 06688e95b6 (このIDを非表示/違反報告)
暇な人(プロフ) - 緋色月さん» ありがとうございます！名作だなんて嬉しいです！ (2022年5月3日 7時) (レス) id: 8953e14b27 (このIDを非表示/違反報告)
緋色月 - わぁ！また名作が増えそうな予感…！メア様の反応集もお疲れさまでした〜！ (2022年5月2日 22時) (レス) @page2 id: 4e086c8002 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇な人 | 作成日時：2022年5月2日 7時
