1. あんずside ページ2
「そうだ、転校生」
氷鷹くんに校内を案内されている途中、前を歩いていた彼がふいに振り向いて私に呼びかけた。
「転校生以外にもプロデューサーがいるのは知っているな?」
担任の佐賀美先生から簡単に説明を受けた時、私の1年前にプロデューサー科に転校してきた人がいると聞いていた。
彼の問いかけに私は頷くと、彼は分かりやすく顔を曇らせた。
「一応紹介しておこうとは思うんだが、はっきり言ってあまり紹介したくはない」
「なんで?」
私が聞くと彼は答えづらそうにしながら口を開いた
「彼女は所謂、生徒会側だからだ」
氷鷹くんたち4人は生徒会から反旗を示し、革命を起こそうとしている。
そして私はその革命に力を貸すことになった。
つまり、もう1人のプロデューサーは私たちの敵にあたるということになる。
「別に悪い人ではないし転校生の力になってくれることもある、と信じたい」
「どういう人なの?」
「いや、俺も詳しくは知らないんだ
俺たちよりひとつ上の学年だしな」
そう言って彼はその人のいる教室へと足を向けた。
私は彼に続くように彼の半歩後ろを歩いた。
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chika(プロフ) - もち明太さん» コメントありがとうございます!渉との関係性がとても重要なのでそう言って頂けてとても嬉しいです…!更新頑張ります!見守っていてくださると嬉しいです (2021年6月9日 0時) (レス) id: f3305d13ec (このIDを非表示/違反報告)
もち明太(プロフ) - 初めまして、コメント失礼致します。好きすぎてびっくりしました…渉が…渉が好みすぎて……。ご無理のない範囲で更新頑張ってください(*^^*)応援しております (2021年6月7日 23時) (レス) id: c849447eb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:chika | 作成日時:2020年10月24日 1時