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第143夜-バレた!?- ページ4

《リクオside》


屋上にいづらくなり、僕は先に教室へ戻る。

あの時思わず大きな声出してしまった。


でも実際、Aは本当にモテる。

男女どちらにも優しく、確かファンクラブもあるって前に聞いたな。

自信が無い訳ではないけど、人間の時の僕はどうも弱腰になってしまう。





ドンっ!




リクオ『っ!あ、すみません!』


考えながら歩いていたら、曲がり角で誰かとぶつかってしまった。

転校生の雪村くんだ。

何だかすごい睨まれているような(汗)


リクオ『あ、あの…?』

豹牙『…匂うな、お前。』

リクオ『え?匂うって…?』









豹牙『お前、妖だろ。』

リクオ『っ!な…!』


睨みつけながら言う雪村くんに僕は驚く。

どうしてバレたんだ。何故分かるんだ。


豹牙『あの女もだろ。』

リクオ『え…っ!まさかAのこと?』


豹牙『あいつは特殊な匂いだな。霊力と妖力が混ざっていて…



フっ、血も相当なんだろうな。』

リクオ『っ!!』


雪村くんの顔を見た瞬間、僕の中で何かが切れた感覚だった。

気づけば雪村くんを壁に追い詰めていた。


豹牙『ってめぇ…弱そうなのに良いもん持ってるな。』

リクオ『…Aに手出すんじゃねぇぞ。』


豹牙『っ!…ふん俺は女の血に興味はない。

それにここには'そういう目的'で来たんじゃない。』

リクオ『えどういう事…あ!ちょっと!』


雪村くんはそう言うと、僕の手を退けて教室へ向かって行った。

そういう目的、一体何の為にここへ。









A『リクオくん?』

リクオ『うわ!…って、なんだAかぁ(汗)』


後ろから突然声をかけられてびっくりした。

Aもお昼を終えて教室に戻るみたいだ。


A『どうかしたの?…あれって雪村くんよね?仲良くなれたの?』

リクオ『いや仲良くは。少し話しただけだからなぁ…』


さっきの事はAには黙っていよう。

その後僕らは教室へ戻り、午後の授業を受けた。









-校舎・屋上-


雲母『この匂い…どうやら厄介な余所者が来たようだな。』


屋上にいた雲母は、朝から感じていた匂いをやれやれと思いながらそう呟いた。







ほんと久々の投稿です!

早く漫画に繋げますね( ・ ・̥ )

第144夜-大きな妖気-→←第142夜-転校生-



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シンア - 続き楽しみにしています(^-^) (2020年9月4日 0時) (レス) id: 0a57bf4dce (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - 先輩不純… (2020年8月3日 22時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - また、最近ぬらりひょんを見始めているベルモットです。貴女の夢小説作品を楽しく読んでいます。続きを楽しみに待っています。 (2020年6月28日 17時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
深雪 - 今日私の誕生日。主人公時音に似ている。主人公を怒らせてはいけない。 (2020年6月12日 7時) (レス) id: 8e88cca1a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りっちゃ | 作成日時:2020年6月11日 19時

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