第142夜-転校生- ページ3
《Aside》
次の日。
私とリクオくんはいつも通り登校し、教室へ行く。
カナ『リクオくん！A！おはよう＾＾
今日ね、うちのクラスに転校生が来るみたいだよ！』
リクオ『え？転校生？』
A『へぇこの時期に珍しいわね。』
カナ『うん。だからみんな男の子か女の子か、どっちか気になってるみたいだよ。』
確かに、みんな朝から騒いでる感じはしていた。
イケメンな男の子か、可愛い女の子か。みんな色んな想像をしている。
リクオ『どんな子だろ『みんなー席に着けー』っあ。』
リクオくんが話そうとしたら、タイミング良く先生が来たので、私たちは席に座る。
先生『今日は転校生紹介するぞー。』
『イケメンですか！！』
『いや！超絶可愛い女の子だろ！！』
先生『お前らなぁ…ほら、入って来い。』
みんな騒いでいる中、転校生が教室へ入って来る。
男の子だけど、肌は女の子みたいに白く、藍色がかった黒髪。
カッコいい方の男の子だから、女子はみんな黄色い歓声を上げている。
そして先生は、彼の名前を黒板へ書く。
A『(雪村豹牙(ゆきむらひょうが)…名が体を現しているねぇ…)
っ！え…』
そんな事を考えていると、転校生は私の方をじっと見ていた。
口には出してないから聞こえていないと思うけど、でも確実に私を見ている。
というか、睨まれていると言った方が近い。
カナ『コソっ)ねぇあの子、こっち見てるよね？というか、Aの方を…』
リクオ『コソっ)どうしてAを？』
A『コソっ)さぁ…っ』
席を案内されてからも、転校生は私の方を何度か見ているような気がした。
そして、時刻はお昼休み。
私はリクオくんとカナと、清十字団のみんなと屋上でお昼を食べている。
巻『ねぇ雪村くんさ！結構な頻度でAちゃんのこと見てたよね！』
鳥居『ほんとほんと！』
A『いやあれは見てたというより、睨まれていたような…(汗)』
巻『もしかして、一目惚れとかじゃない！』
A/リクオ『え！？』
私とリクオくんが一緒に驚いたのに、みんなが驚いた。
私もリクオくんの方を見ると、何だか焦ってるのかなぁ。
何でもないと言って、先に教室へ戻って行った。
カナ『どうしたんだろリクオくん？』
A『(…あ、そういう事なのかな？リクオくんって変な所自信無くすけど…)
そんなことないのにね。』
私はそう思いながら、お弁当を食べるのを再開した。
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シンア - 続き楽しみにしています(^-^) (2020年9月4日 0時) (
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printemps(プランタン)(プロフ) - 先輩不純… (2020年8月3日 22時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - また、最近ぬらりひょんを見始めているベルモットです。貴女の夢小説作品を楽しく読んでいます。続きを楽しみに待っています。 (2020年6月28日 17時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
深雪 - 今日私の誕生日。主人公時音に似ている。主人公を怒らせてはいけない。 (2020年6月12日 7時) (レス) id: 8e88cca1a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りっちゃ | 作成日時：2020年6月11日 19時
