第154夜-過去、雪の日の出会い-3 ページ15
《no side》
撫子『継子ね…妖混じりの少年をですか?』
豹牙『っ…』
雪斗『…確かに彼は妖混じりという、妖怪世界で生きていくのは厳しいかと思います。
私も妖狼族の末裔として生きてきました。
ですが私は、彼を闇の世界に取り込めたいとは思ってません。
貴方が私を救ってくれたように…』
撫子『…フっ、そうね。雪斗にならこの子を任せていいですね。
でしたらその前に、頭領には私からお伝えしますから、みんなの所へ先に行ってください^^』
雪斗『っ!ありがとうございます…!』
いつもの優しい顔に戻り、撫子は部屋を出た。
雪斗はどこかで分かっていたと思う。この方なら、必ず良いと言ってくれると。
豹牙『お、おい!勝手に話進めてんじゃねぇぞ!』
雪斗『あ''ぁ?言っとぐがその印を付けてる以上、お前は妖怪としての力は使えない。
だがちゃんと訓練し、限界を知りそして力を見極めろ。
…俺はお前ならそれが出来ると思うがな。』
豹牙『っ!…お前、何なんだよ。
良い奴なのか悪い奴なのかどったなんだよ。『雪斗。』え…』
雪斗『栄華組・真斬隊、氷柱、雪斗だ。お前は?』
豹牙『え、あ…豹牙っバシっ!)ってぇ!何なんだよ!!』
雪斗『目上の相手との話し方も分からないのか。
ったく畏の奪い合いの前にまずは礼儀からだな。
ほら、こっち来い。』
雪斗は無理矢理豹牙を立たせ、部屋を出る。
部屋を出て屋敷の景色に驚く豹牙だったが、スタスタと早歩きする雪斗について行くのは精一杯だ。
そして一つの部屋の前まで着いた。
豹牙『今度は何だよ!!』
雪斗『何ってそりゃ…『『あぁ!雪ちゃん遅いよぉ!』』』
部屋を開ける前に、先に襖を開けられた。
双子の子狐妖怪が出て来て、部屋の奥を見ると、何やら宴会の様な賑わいになっていて、豹牙は驚いた。
奈蜘蛛『雪斗さん、これ。』
雪斗『あぁ、すまないな奈蜘蛛。』
奈蜘蛛『いえ。撫子様の頼みです。
それに、雪斗さんが一番喜んでるんじゃないですか?』
雪斗『っ!俺は別に『いいじゃないですか?継子が増えて。』っ!撫子様…』
撫子『っ^^ね、母様?』
十六夜『ん?…フっ、豹牙、今日からここがお前の家じゃ…ようこそ、栄華組へ…!』
豹牙『っ!…っ家…』
豹牙は雪斗に手を引かれ、その時に貰った羽織りを今も大事にしている。
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少し過去編になりました!
豹牙くんは、ベースは人間ですがもう30年程は生きてるという設定でお願いします!
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シンア - 続き楽しみにしています(^-^) (2020年9月4日 0時) (レス) id: 0a57bf4dce (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - 先輩不純… (2020年8月3日 22時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - また、最近ぬらりひょんを見始めているベルモットです。貴女の夢小説作品を楽しく読んでいます。続きを楽しみに待っています。 (2020年6月28日 17時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
深雪 - 今日私の誕生日。主人公時音に似ている。主人公を怒らせてはいけない。 (2020年6月12日 7時) (レス) id: 8e88cca1a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りっちゃ | 作成日時:2020年6月11日 19時