再びの覚醒 ページ12
ズイっとお兄ちゃんが私達の前に出る。
「おい、どけリクオ!!
お前に何が出k「大丈夫。」っ!?」
「大丈夫だよ、鴆兄…。」
鴆兄の言葉を遮ってみた。
実際お兄ちゃんまた覚醒してるし、それに雰囲気が安心出来るものへと変わっていた。
「２人とも下がってな。」
そう言ったお兄ちゃんは祢々丸を取り出し、蛇太夫に斬り掛かった。
「俺の妹を狙ったのが間違いだったな。」
お兄ちゃんがそう言った後、見事蛇太夫は真っ二つ。
他の裏切り者の妖怪達はそれを見ると蜘蛛の子を散らしたように逃げ出した。
「あんた………誰だよ……？」
「お兄ちゃんだよ。」
呆然としてる鴆兄に私が答える。
「リクオ？
リクオだって!?」
「よう、鴆。
この姿で会うのは初めてだな。」
その後私達が来た理由とお兄ちゃんについて説明すると鴆兄は納得してくれたみたい。
「本当にごめんなさい…。
身体悪いのに無理させちゃって…。」
「もう良いって！
お前らはこうしてちゃんと来てくれたじゃねぇか。
それだけでも充分だ。」
私が頭を下げると鴆兄は笑って許してくれた。
自分も羽を飛ばしてしまったからお互い様だと。
「でも、襲われた時お前動けなくなってたよなwww」
そうやってからかってくるあたり、通常運転に戻ってるようだ。
「何よ、それ？
初めての戦闘だったんだから仕方ないじゃない！(｀･3･´)」
「はははwww
それもそうだなwww
………にしてもやっぱ四分の一は妖怪だってーのか。
なっさけねぇ。
こっちはれっきとした妖怪だってのに結局足手まといになっちまってる。」
鴆兄…(´･ω･`)
「なあ、今のオメエなら継げんじゃねぇのか？
三代目。
俺が死ぬ前に晴れ姿見せちゃあくれねぇか？」
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紅姫 - 面白かったです｡小説の続き早く読みたいです｡ (2016年11月29日 10時) (
レス) id: 00b831eeb6 (このIDを非表示/違反報告)
リーブル(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！ (2013年12月25日 16時) (レス) id: 3446e03fea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴歌 | 作成日時：2013年10月10日 21時
