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第152話 ページ10

〜NO side〜

北の陣営にて。


警戒態勢をとっていた騎士たちを、どこからか糸が襲う。


勝負は一瞬でついた。
辺りには約30名分の切り刻まれた肉塊が転がった。


ソウエイとソーカは気づいていない。いや、覚えていない。

その場にさらに約70人の騎士がいたことを。


ライブラのユニークスキル『番人』
これは元々、使命を全うするためにと創造者が彼に与えたスキルであった。


この世の秩序を乱すもの、つまりライブラが敵とみなしたものを文字通り「消す」スキル。

それは存在だけでなく、この世に居たという事実すらも消し、対象に関するあらゆる記憶までも消してしまう。


「ソウエイ様、申し訳ございません。この者たちは、想定していたほどの強敵ではありませんでした。」

「そのようだな。」


ソウエイが身につけていた2本の刀でクリスタルを切り刻む。


「お前は仕事をしたのだろうな、悪魔。」

「おや、もちろんですとも。評価されないとは悲しいですねぇ。」


否、そんなことは微塵も思っていない。

彼の目的はAの仇を1人でも多く葬り去ること。

そしてそれはこの場の半数以上の騎士を自らの手で消滅させた時点で達成されている。

彼はそのことにもう満足していた。


「ふん、まぁいい。お前のことだ、何かしら仕掛けていたのだろう。

さて、やはり異世界人がいるのはリムル様の読み通り、西…か。」



そして西の陣営にて。


「!前方より敵襲!その数…え、よ、4…!?」


ハクロウたちの前に2人の異世界人…ショウゴとキョウヤが立ち塞がる。


「たったこれだけか?チッ、」

「お?あのジジイ生きてたのか…あの女がいないのは気になるけど…フッ、面白くなりそうだ。」


リグルとゴブタが前に出ると同時に、ショウゴとキョウヤの後ろに騎士たちが控える。


「それじゃあ、派手にいくっすよ。」

「おう、遅れをとるな。」


2人が飛び出し、攻撃を加える。

ゴブタの攻撃で地面が割れ、騎士たちは倒れ込んだ。
そこを狙って牙狼と共に駆け、斬り殺す。


「神の敵め!怪しげな術を!」


そう叫んだ者も、土煙から現れたリグルによって斬られ、牙狼に食い殺される。

彼らは素晴らしい連携で次々と数を減らしていく。


と、視線を交わしたと思うと、2組は高く飛んだ。

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諒輔 - ママさん» 何何お前は黙っとけよ (1月21日 19時) (レス) id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - ちゃんと主人公のイラストを描いて下さい (2023年1月12日 19時) (レス) @page27 id: cc99fe2694 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - ちゃんとしたイラスト描いてくださいわかりにくい (2023年1月12日 19時) (レス) @page26 id: cc99fe2694 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - イラストをちゃんと描いてください (2023年1月11日 18時) (レス) @page1 id: afb3d45f28 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - ギィ出てこーーーい!!! (2022年8月20日 16時) (レス) id: 7981b3d9d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年9月26日 10時

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