ドSに目覚めた

リク ページ10

紺。＠水分補給さんリクエストありがとうございます

夏油先輩のリク貰った時ついでに真人もやっちゃいましょうとなり、とばっちり真人です。

今回は戦闘です










今日は任務でこんな廃れたビルに来た。

私1級だから単独で来たけど何か…危ない気がする

ビルがじゃなくて…ビルに居る呪霊がヤバい






もう帳は降りてしまってるから背に腹は代えられぬ

足を踏み入れ呪霊の元へ向かう


私の術式は視覚妨害

呪力量で変わるからあまり呪力は消費したくない。




右手に持った刀の呪具を握り直し、歩き出す。




多分呪霊は1級か特級

嗚呼、私死に行ってるんだなぁ…



ま、別にいっか






『！』


「うーん、やっぱこれ以上小さく出来ないな」


呪霊を見つけた、流暢に喋れてるから特級確定

遺書書き忘れたぁ…





気配を殺して呪霊の首に呪具を振り下ろした

が、すかした。



「わ、あれ？呪具何処？」


私の呪具は紐で腰に繋がってる、だから右手に持ってた呪具を離して身を捻り、右足で蹴る



「呪具何処にい、ガハッ」


勢いに乗った刀が右に一回転したタイミングで縁頭を足の裏で押したから相手はただの蹴りに見える。

蹴ったのは呪霊じゃなくて刀なんだよね


蹴った勢いで回転する時に刺さった刀を右手で回収し、更に斬る。

刀も回収できて追撃ができるから結構使える



「ゲホッ、何で刀が見えないッ！？」


見る事に固執してたら私に勝てない。



勢いで刀を動かしたら手足の動きは関係ない。

私自身も勢いに乗って呪霊を斬りつける
そうこうしてると呪霊の両足と右腕は斬り落とせた。



「このッ」


悪足掻きで左腕を伸ばした


漸く隙が出来た




私の顔に伸ばした手首を掴み、右に流して体勢の崩れきった呪霊に踵落としを決める。

肋の骨が折れる音がした。



「アァ"ァ…！！」


直ぐに刀で腕を落とし、踏んだまま話しかける


『あんた特級？一級の私でもこんだけ出来たよ』


「クッソ…いつまで踏んでんだよ！」


睨んでるけど上目遣いになってるのわかってんのかな
てかコイツイケメンねぇ


『生まれたてなら学がないだけかぁ？
いやでも…』


考えてると無意識にグリグリしてた

いっけね恨み買う、焦って力を弱めると呪霊が何か呟いた

小さ過ぎて聞き返すと有り得ない事が返ってきた。




「踏まれるの初めて…いいかも」


『お前の発生原因絶対ドMの欲求不満やん』



祓おうとしたらいつの間にか居なくなっていた。

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