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乱太郎『どういうって…過度の自惚れでよく自慢話を聞かされて』
きり丸『自意識過剰で事ある毎に自慢話を聞かされて』
しんベヱ『出会ったら最後延々と自慢話を聞かされてしまうハチャメチャ迷惑な先輩』
滝夜叉丸『お前達までなんだ！自慢話をして何が悪い？全て事実なのだから仕方がなかろう』
喜八郎『滝夜叉丸と夫婦役ってだけで吐き気がしてくるんだけど』
滝夜叉丸『何か言ったか、喜八郎』
喜八郎『別に何も〜？』
雷蔵『まぁまぁ二人とも落ち着いて。それよりAさんたちを早く追いかけよう』
雷蔵がその場を宥め、急いでAたちの後を追う。幸いにもあまり遠くまで行っていなかったAたち。
お侍様と彼女は仲良く道を歩いている。とても仲睦まじい夫婦のようだ。
時折見せる彼女の恥じらいのある笑みに胸の奥がチクリと痛む彼ら。
兵助『Aさんがあんな顔をしているという事はやっぱり…』
そこから先は言わなくても分かる。
この場にいる全員がそう思っているのだから。
すると何処かでチャリーンと小銭が落ちる音がした。
きり丸『小銭〜！アヒャアヒャアヒャヒャ！』
雷蔵『あ、待つんだきり丸！』
制する言葉はきり丸には聞こえておらず、そのまま真っ直ぐAたちの方まで走って行ってしまう。
「あ…落ちちゃった…」
小銭を落としたのはA。懐から手ぬぐいを取り出そうとした時に誤って財布も落としてしまったのだ。しゃがんで小銭を拾っている所に、きり丸が物凄い勢いで走って来るのでお侍様がAの前に庇うように立つ。
きり丸がお侍様にぶつかる寸前で兵助と雷蔵がきり丸を抑える。
兵助『き、きり太郎…あ、足が早い、の、ね…はぁ、はぁっ…』
雷蔵『ほ、本当にっ…父より、も、早くなって…はぁ、はぁ…』
きり丸『小銭〜！小銭はどこだ〜！』
「小銭…？」
兵助『ほら！あなたの小銭はここにあるでしょう？！他所様の小銭を拾おうとしないの！』
雷蔵『そ、そうだぞ！全く本当に困った息子で…では、失礼しました〜』
兵助と雷蔵は慌ててきり丸の口を手で塞ぎ、精一杯の作り笑いを浮かべながらそそくさとその場を後にした。
Aは逃げていく3人組をじっと見つめ何かを考えているようだ。しかしそれは、お侍様により遮られ再び二人は町を歩いて行くのであった。
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りっか(プロフ) - あいさん» お優しいお言葉ありがとうございます( ´:ω:` )昨日アニメを観ながら寝たら夢に兵庫水軍が出てきて超ハッピーになりまして少しスランプから抜け出せそうです(単純)ぼちぼち更新していきますのでよろしくお願いしますm(_ _)m (2022年2月12日 20時) (
レス) id: c181ad41b6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 無理しないでしないでくださいね (2022年2月11日 22時) (レス) @page11 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りっか | 作成日時：2022年2月10日 14時
