ノーマル人間が魔界へ行くと…２【魔入間】

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「彼また変なモノ出したりしてなぁ」

「あー使い魔先生とか？」

「オイ殺すぞ。
ランクフクロウは厳粛正確
どんなことがあろうと決して動じぬわ。

そもそも、この数百年鳴いたことすら無「ギィエェェェエェッ」」

「鳴いたッ！！」


フクロウは、
奇声を発しながら飛んでいったのだった。


そして、
入間君の指には、
金色の指輪が嵌っていた。


「あのーコレ…ッ」


入間君の動きに合わせて、私以外の全員が後ずさる。


「Aさ〜んッ」


半泣きですがってきた
可哀想な入間君を抱きとめて
ヨシヨシしてあげた。


なんか変なの憑いてるけれども！！

お姉ちゃんは
可愛い弟くんを見捨てないよ！←さっき見捨てた人


「それ…」


恐る恐る
エリザベッタさんが指摘すると、
入間君はパニック状態に


「わぁああ何これ！？
指輪からなんか…えぇッ！？
ヤダヤダ取って取って！！」

「ええい！振り回すな！！」


黒い影が、なんだか鳴いた風に見えた途端
みんなが耳をふさいで苦しみだした。


「皆さん大丈夫ですか！？」

「い、入間くん平気なのかッ」

「Aさんもッ」

「一応…」

「じゃあ早く鳴き止ませて」

「鳴き止ませるって…
こうですかッ」


赤ちゃんをあやすようにした入間君

私もよしよーしと頭を撫でる。


「口とか塞げって意味だよッ」


クララちゃんが「子守歌！」と歌い始めた。


「騒音が増えた！！」

「そっちの口も塞げッ」

「あ、でも和んでるぞノリいいな〜」

「菓子をやろう」

「写真撮ろう」

「楽しむな貴様らーッ！！」

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