八十一松目 「零れ落ちたもの」 ページ43
Aside
『んぅ.......ん....？』
目を開けるとめのまえには見慣れた天井があった。
あ、れ...？
背中にはふわふわとした感覚、
そこでやっと自分は部屋のベッドの上にいるのだとわかった。
ズキズキと痛む頭を押さえながら体を起こすと、
横にはベッドにもたれかかって眠っているカラ松の姿が。
カラ松がここまで運んできてくれたのか...申し訳ないことをしてしまった。
カラ松を起こさないように松葉杖を取り、そっとベッドから離れリビングに顔を出すと、チョロ松、一松、十四松、トド松がソファーに座ったり、寝転がったりして気持ちよさそうに眠っていた。
ちらっとテーブルの時計に目をやると、午前の五時を過ぎたところだった。
もしかしてこんな時間になるまで私のことを見ていてくれていたのか...？
『っ.......はぁー.........』
ほんと、迷惑かけることしかできないのか私は。
情けねぇ...
「....おー、起きた？」
ソファーの近くに座っていたおそ松がひょこりと出てきた。
『おそ松.....ほんとに迷惑かけて「しー。あいつら起きちゃうだろ？」.....あ...』
外出て話さね？とおそ松が親指を玄関に向ける。
私とおそ松はそっと部屋を出た。
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『本当にごめん』
もしかして松野達に会ってから迷惑しかかけてないんじゃないか？
そう思うとため息しか出なくなる。
「ははっ、別に気にしてねーし！
むしろ掛けてくれた方が安心するっつーか。」
『なんで...？』
「だって知らないうちにAが一人で重い荷物抱え込んでたりするのヤだし。」
そう言ってニッとはにかむおそ松。
『なんでそこまでしてくれるんだ？私は松野達に何もしてあげれてない』
「何もって....俺達はAからいっぱい貰ってるぞ？
たくさんの笑顔にたくさんの希望。確かに心配もすることもあるけど、それも全部Aとの思い出なんだよ。」
しん、と静まり返った辺りに昇ってきた朝日が差し込んでくる。
そこに冷たい風がざあっと靡いた。
【お母さんはあなたが幸せになってくれればそれでいいのよ。】
『....っ慣れないな、こんなの、』
ぼやけた目から一滴、頬をつたう。
それを見たおそ松は目を見開いた。
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春の黒猫(プロフ) - なめこ豆腐味噌汁さん» コメントありがとうございます＾＾応援してくださって作者は感謝感激です！これからもよろしくお願いしますね＾＾ (2018年3月18日 2時) (
レス) id: 94c170d235 (このIDを非表示/違反報告)
なめこ豆腐味噌汁(プロフ) - 更新待ってました(´∀`)この作品ほんと好きです!!!!!!!!!愛してます!!!!!!!!!なので更新頑張って下さい!!!!!!!!!ほんとに!!!!!!!!!応援してます!!!!!!!!! (2018年3月4日 15時) (レス) id: c4290caa64 (このIDを非表示/違反報告)
春の黒猫(プロフ) - 和蘭芹さん» コメントありがとうございます！長い間更新できていなくてすみません...ただ今作成中ですので少々お待ち下さいませ！ (2018年3月3日 15時) (レス) id: 94c170d235 (このIDを非表示/違反報告)
和蘭芹 - めっっっちゃ良いところで切られたので雄叫びあげました(てか何ですかコレ…！文才アリアリのアリですよ！！更新ずっっと待ってます！！応援してますううううん”ん”ん”ん” (2018年2月22日 23時) (レス) id: 0bd5b50639 (このIDを非表示/違反報告)
春の黒猫(プロフ) - なめこ豆腐味噌汁さん» コメントありがとうございます(^^) まさか更新をずっと待ってくださっていた方がいるとは…泣 更新もぼちぼち頑張ります( ´ ▽ ` )ﾉ (2018年1月15日 0時) (レス) id: cc81ffe234 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はりゅりゅ | 作成日時：2016年6月5日 1時
