七十五松目 「天敵は身近な人でした。」 ページ37
トド松side
ったくなんで僕が払わなきゃなんないの...
もう真っ暗になった夜道を歩いている僕ら七人は、ここから少し遠いサイ○リヤへ向かっていた。
「ほんと僕が奢るのこれが最初で最後だからね！！？」
はぁ...と深いため息をつく僕とは反対に、ニコニコしながらしゃべっている兄さんたちとAちゃん。
まさか十四松兄さんに見られてるとは思わなかったな、ほんと洞察力だけはすごいんだから...
ちなみにAちゃんがいなかったら絶対奢ってなかったし。兄さんたちはついでみたいなもんだし。
感謝しろよ、なんて思いながら歩くこと15分でファミレスに到着。
僕たちはさっそく中に入って、案内されたソファー席にドカッと座った。
＊
「一之瀬さんって結構少食なんだね。」
『これくらいが普通じゃないのか？』
「もっと食べないとすぐにおなか減っちゃうよー？」
.....ったく、楽しそうにおしゃべりなんかしちゃって...
なんだかんだでAちゃんと仲良いんだよなぁ...チョロ松兄さん。
そんなことを頭に浮かべていると、急に胸が締め付けられているように痛くなる
あぁ、やっぱりまだAちゃんのこと諦めきれてないんだな僕。
せっかくこの間屋上で二人っきりになれたのに、おそ松兄さんのせいで全部第無しだったよ
...まぁそれはともかく。
Aちゃんを狙うに対して一番の天敵は[おそ松兄さん]だ。
クラスが離れているからと言ってもすぐそっちのクラスへ行っちゃうからなー
扱いが難しくて困っちゃうよ...うちの長男様は。
ネガティブな思考を変えようと、おいしそうに食べるAちゃんの方向に目を向けた。
ジッと見つめていると、気がついたのかチラチラこっちを見つつ頭にはてなマークを浮かべるAちゃん。
首をかしげるその様子がたまらなく可愛くて、
やっぱり僕は自分が思っている以上にこの子に惚れているんだなと、改めて感じた。
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春の黒猫(プロフ) - なめこ豆腐味噌汁さん» コメントありがとうございます＾＾応援してくださって作者は感謝感激です！これからもよろしくお願いしますね＾＾ (2018年3月18日 2時) (
レス) id: 94c170d235 (このIDを非表示/違反報告)
なめこ豆腐味噌汁(プロフ) - 更新待ってました(´∀`)この作品ほんと好きです!!!!!!!!!愛してます!!!!!!!!!なので更新頑張って下さい!!!!!!!!!ほんとに!!!!!!!!!応援してます!!!!!!!!! (2018年3月4日 15時) (レス) id: c4290caa64 (このIDを非表示/違反報告)
春の黒猫(プロフ) - 和蘭芹さん» コメントありがとうございます！長い間更新できていなくてすみません...ただ今作成中ですので少々お待ち下さいませ！ (2018年3月3日 15時) (レス) id: 94c170d235 (このIDを非表示/違反報告)
和蘭芹 - めっっっちゃ良いところで切られたので雄叫びあげました(てか何ですかコレ…！文才アリアリのアリですよ！！更新ずっっと待ってます！！応援してますううううん”ん”ん”ん” (2018年2月22日 23時) (レス) id: 0bd5b50639 (このIDを非表示/違反報告)
春の黒猫(プロフ) - なめこ豆腐味噌汁さん» コメントありがとうございます(^^) まさか更新をずっと待ってくださっていた方がいるとは…泣 更新もぼちぼち頑張ります( ´ ▽ ` )ﾉ (2018年1月15日 0時) (レス) id: cc81ffe234 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はりゅりゅ | 作成日時：2016年6月5日 1時
