妹、ワゴン組みと一緒に ページ10
門「お前、こんな時間にどうしてあんなところにいた」
狩「ドタチン、そんな言いかたしたらだめだって〜!」
現在私は、ワゴン車の中にいる。
家から飛び出して、前に杏里さんが襲われそうになっていた現場に走っていたのだが、そこをワゴンに乗った皆さんに見つかり、乗せてもらうことになった。
門田さんには中学生が11時頃に一人で危ないと叱られた。
狩「でも、本当に何してたの?」
A「あの、少し嫌な感じがして」
遊「嫌な感じ?」
渡草さんの運転するワゴン車が、自然とあの場所に向かっている。
チャットでの罪歌の言葉が頭から離れない。
渡「そう言えばこのあたりだったよな?切り裂き間が出たの」
やっぱり、ここは昨日私が来たところだ。
門「ああ、無用心なこった。ああいう子が狙われるだってな」
その言葉に、門田さんの向いた方に目を向ける。
・・・え、杏里さん?
渡「あ、やばいかも」
門「ああ」
反対車線に杏里さんの姿と、その後ろに男の人が付いて歩いていた。
車が通り過ぎた後も、その男のほうをじっと見る。
遊「どうしたんすか?」
門「今のやつ、目が赤かった」
遊・狩「え、!」
A「門田さん、戻りましょう!」
門「あ、ああ。渡草」
渡「おうよ!」
そう言って、杏里さんが向かったと思われるほうに向いて車が動き出す。
確か、あの突き当たり・・・いた!
渡草さんの運転する車が、いきなり止まって方向が変わる。
そこからは、後ろが塀で身動きの取れない杏里さんと切り裂き魔であろう男が見えていた。
門「渡草」
渡「ああ!」
スピードが落ちることのない車の中で、門田さんと渡草さんが言葉を交わす。
それと同時に、男が杏里さんに向かって刃物を振り上げる。
門「撥ねろ」
ダンッ!!
門田さんの言葉にアクセルを思いっきり見込んだ渡草さんは、迷うことなく男を撥ねた。
う、わぁ...
狩「Aちゃん大丈夫?」
A「あ、大丈夫です」
そして、門田さんを初めとしてワゴンから降りて男のところに向かう。
けれど私は、少し離れたところで待機するように言われた。
杏里さんは男から離れたワゴンの前に移動して、様子を見ている。
私に気づいたときは、お兄ちゃんがいるのかと心配していたけれど、いないことを言うと少し安心していた。
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奈倉(プロフ) - 萩之介&長太郎with氷帝テニミュ依存者さん» ありがとうございます!高校生活楽しみましょうね! (2015年7月17日 15時) (レス) id: b123818c32 (このIDを非表示/違反報告)
萩之介&長太郎with氷帝テニミュ依存者(プロフ) - 待ってましたー!!!!!私も今年高校生デビューしたので大変な気持ちよくわかります…!お忙しいとは思いますが、更新頑張ってください!! (2015年7月15日 21時) (レス) id: 622201a805 (このIDを非表示/違反報告)
奈倉(プロフ) - 萌さん» 返信遅れてすみません!これからは、妹の秘密を紹介できればなと思っています! (2015年7月14日 19時) (レス) id: b123818c32 (このIDを非表示/違反報告)
萌 - これからどうなるのでしょうか? (2015年5月5日 11時) (レス) id: 61c9a2dbc8 (このIDを非表示/違反報告)
のばら(プロフ) - わーむさん» いつまでも待たせないように、頑張らせていただきます!(>Д<)ゝ”ww (2015年3月17日 21時) (レス) id: b123818c32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奈倉 | 作成日時:2014年8月8日 18時