【デュラララ！！】帝人の妹、池袋に現れる３

妹、反省する ページ7

帝「A！最近家に帰ってくることが少ないけど、怪我とかしてないよね!?」


A「うん、大丈夫だよ!」


帝「最近切り裂き魔の事件が多いし、さっきもニュースで被害者が出たって言ってて心配だったんだぞ！」


A「ごめん、なさい」


帝「もう!・・・無事でよかった」



外が暗くなった頃、家に帰るとお兄ちゃんがつかみかかってきた。


半泣き状態の兄が私に抱きついて、よかつたよかったと言った。


こんなに心配してくれる兄がいて、嬉しい半分申し訳ない気持ちでいっぱいになる。


また、これが私の過去を隠さないといけない理由の一つにもなる。



帝「前にも言ったけど、連絡はもっと早くするし、人の家に泊まりに行くのは控えてね」


A「うん、ごめんなさい」


帝「次からは、本当に絶対守ってね！」


A「うん!」



ようやくお兄ちゃんのお怒りが収まり、夕食を一緒に食べた。



A「お兄ちゃん、パソコン付けっぱなしだけどいいの？」


帝「あ、本当だ」




〈チャットルーム〉




―――佐藤愛さんが入室しました




佐藤愛〔こんばんわ、先日はどうも失礼しました〕


田中太郎【こんばんわ。気にしなくて大丈夫ですよ】




―――セットンさんが入室しました




セットン［ばんわー］


佐藤愛〔こんばんわ〕


田中太郎【セットンさん、こんばんわ】


佐藤愛〔昨日は携帯の電源が切れてしまって、返信できませんでした〕


セットン［そうでしたかー、それは大変でしたね］


田中太郎【それは仕方ないですよ】


佐藤愛〔はい、次から気を付けます！〕




―――甘楽さんが入室しました




セットン［ばんわー］


田中太郎【甘楽さん、こんばんわ】


佐藤愛〔こんばんわ〕


甘楽《知ってますかー》


甘楽《今日の通り魔の被害者》


甘楽《あの『東京ウォリアー』で東京災時記の記事書いてたひとらしいですよ》


佐藤愛〔へー。〕


田中太郎【雑誌の記者さんなんですか】


セットン［･･･え！？本当ですか？］


甘楽《もー、私が嘘ついたことありますか〜？》


セットン［無事なんですか？］


田中太郎【セットンさん、知り合いですか？】


セットン［あ、いや･･･］


セットン［その記事のファンだったんですよー］


田中太郎【へー、今度読んでみようかな】


佐藤愛〔それにしても怖いですね〕


セットン［警察には頑張って欲しいです］




――――罪歌さんが入室しました

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