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妹、白衣の青年に会う ページ2

人通りの少ない道を、真新しい赤い染みがついた服のまま歩く。


もし他人が私の姿を見たら、勘違いしてもおかしくないかもしれない。


閉まることのない公園に入ってベンチに腰掛ける。


杏里さんには私がいたことを言わないようにお願いしたし、お兄ちゃんには家に帰るって言ったけど...



A「この服で帰っても、心配かけるよね」



どうしよう。



A「・・・!、あ」



いきなり後ろから肩を叩かれて振り返ると、そこには、



セ『こんな遅くに何をしているんだ!早く家に帰らないと!』



あたふたとしながらPDAに文字を連ねるセルティさんの姿があった。



セ『って、血が付いてるじゃないか!怪我してるなら早く私の家に連れて行かないと!』


A「あ、大丈夫ですよ。これ、私の血じゃないので」



言葉を打っているわけじゃないけれど、行動でびっくりしているのがわかった。



A「でも、これを兄に見られるのは少し抵抗があると言うか」


セ『そうか。それなら今日は私の家に泊まっていかないか?』


A「え、」


セ『私なら帝人とも面識があるし、どうかな?』



確かに、お兄ちゃんとセルティさんは知り合いだし、今日は仕方ないかな。



A「お邪魔でないのなら、よろしくお願いします」


セ『そうか!それならこのヘルメットかぶってね』



そう言って、真っ黒のヘルメットを渡される。


セルティさんに初めてった時もこのヘルメットを貸してもらったな。



―――――――――――数時間後



A「服も洗濯してくれてありがとうございました」」


セ『ああ、次からあんな夜遅くに出歩くなよ』



あれから私は、セルティさんの家にお邪魔して一晩を過ごした。


お兄ちゃんにしっかり電話もして、午前中は私の服の血のことなどの理由を話した。


さっきまで居間のようなところで話していたのだが、お昼近くになってからリビングに移動して話している。



??「ただいまー」



リビングでそろそろ帰ろうかと考えていたとき、玄関の方から若い男の人の声が聞こえてきた。


そう言えば、セルティさんが変わった同居人がいるって言ってt



??「ぎゃぁぁぁぁあああああああ!!!!」


A「え!!」



その叫び声から数十秒後、リビングに白衣にメガネの青年がやってきてソファに体をうめた。



??「おぞましいものを見てしまった」


セ『おぞましいもの?』


??「言わせないでぇ!ああ、死にたい...」

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奈倉(プロフ) - 萩之介&長太郎with氷帝テニミュ依存者さん» ありがとうございます!高校生活楽しみましょうね! (2015年7月17日 15時) (レス) id: b123818c32 (このIDを非表示/違反報告)
萩之介&長太郎with氷帝テニミュ依存者(プロフ) - 待ってましたー!!!!!私も今年高校生デビューしたので大変な気持ちよくわかります…!お忙しいとは思いますが、更新頑張ってください!! (2015年7月15日 21時) (レス) id: 622201a805 (このIDを非表示/違反報告)
奈倉(プロフ) - 萌さん» 返信遅れてすみません!これからは、妹の秘密を紹介できればなと思っています! (2015年7月14日 19時) (レス) id: b123818c32 (このIDを非表示/違反報告)
- これからどうなるのでしょうか? (2015年5月5日 11時) (レス) id: 61c9a2dbc8 (このIDを非表示/違反報告)
のばら(プロフ) - わーむさん» いつまでも待たせないように、頑張らせていただきます!(>Д<)ゝ”ww (2015年3月17日 21時) (レス) id: b123818c32 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:奈倉 | 作成日時:2014年8月8日 18時

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