4話 ページ4
『我ながらすごくクオリティの高いものが作れたな…♪』
自分の手にあるのは、とても可愛らしい
目がくりくりとしたテディベア。
ある後輩からのお願いで作ったが、お店で売っていても遜色がないくらいの出来栄え。
小さい頃から
料理、裁縫など事細かに教えられた。
お陰で差し入れや衣装作りなどに手間取ったことは、時間や数の問題以外ない。
もしや両親は今のこの状況を予測していたのか…?
と迷推理をしているうちに、お届け先の1-Bに到着した。
『桃李、お届け物だよ』
「あ!A〜!もう出来たのっ!?」
『可愛い桃李のためだからね、張り切っちゃって』
「わ〜いっ♪A大好き!」
どこかの生徒会長のようなセリフを言ってしまった。
依頼人こと【姫宮桃李】は、テディベアを渡すと目をキラキラさせながら喜んでいた。
テディベアを抱きながらぴょんぴょん跳ねて喜ぶ姿はとてつもなく可愛い。
私よりも女の子らしい…。
「もしかしてこの目の色、僕と同じ…?」
『あ、気づいた?
この子はね桃李をイメージして作ったんだ♪』
「さっすがA!えへへっ♪お願いしたのがAでよかった!」
満面の笑みで言う、可愛い後輩。
自分の特技を活かして作ったものをこんなにも喜んでくれたのは、とても嬉しいし光栄だ。
幸せそうな顔に、こちらまで幸せになっていく。
「あっ!ね、次はAに似たくまさんを作って!」
『私に似た…?』
「うんっ♪隣に並べたいんだ!」
『…なるほどね、ふふ、もちろんお引き受け致します♪』
可愛い後輩の頭を優しく撫でながら、幸せを噛み締める。
ずっと昔から見守り、傍にいてくれる3人の幼馴染み。
こんなプロデューサーの卵を慕ってくれる可愛い後輩。
互いに支え合い、切磋琢磨する同級生。
たくさん可愛がってくれる頼れる先輩。
本当にここに来て良かった。
彼の笑顔を見てそう、思った。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
103人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水無月のぞみ - 17話の翠のクラスですが、彼は1-Bではなく1-Aです。 (2022年5月15日 3時) (レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ののあ | 作成日時:2019年8月15日 2時