25話【革命への道標2】 ページ25
北斗「変態仮面と知り合いということが気になるが…。
それでも俺たちは、この学院の現状を変えたいと思っている。
血を滲ませるような努力をし、優れた才能を持っているはずのやつらを、踏みにじり潰してしまうこの現状を」
北斗はこぶしを強く握り締め、学院の現状への怒りに身体を震わせながらも、
力強く、真っ直ぐな声と目で訴えかけてきた。
スバル、真も口にはせずとも真剣な目をしている。
真「良ければ、だけど…Aちゃんの力も貸して欲しい。
君の言う通り、僕たちはまだ実力も名声も無い。
けど…それでも。
遊びじゃなくて、本気で革命を起こそうと思っているんだ」
『そっか…』
スバル「A…ううん、【プロデューサー】。
君となら出来る気がするんだ、俺たちと…今ここにいないサリ〜の【5人】で!
星のようにキラキラ輝く学院に!」
…そう言っている、君たちが1番キラキラしているように見えるよ。
実力、名声…確かにそれも大事だ。
でも、この人たちは人を惹きつける【魅力】がある。
あぁ…宝石の原石を磨くことが私に出来るのだろうか。
3人の熱く、そして真剣な雰囲気に呑まれそうになりながら、思いあぐねる。
言葉を口にしようとしたその時、私の身体は突如宙に浮いた。
…宙に。
『…はっ!?』
胴上げされた様な体勢なので、背中に手のひらを付けられている。
数は4つ。一人ひとり両手で支えていると思うので、おそらく2人だろう。
北斗たちは突然のことに、唖然とした顔をしている。
「お話の途中すみませ〜ん!」
「転校生さん、攫わせていただきますねっ♪」
似た声で交互に言う誘拐犯(仮)。
髪の毛の色も、背格好も同じだ。
双子…ということは、
1年生ユニット【2wink】の【葵ひなた】と【葵ゆうた】
だろうか。
『ちょ…っ!?どこへっ!?』
「それは!」
「お楽しみ♪」
お楽しみとは。
高さが怖くて、抵抗の出来ない状態を良いことに、
猛スピードで目的地へと私を運んでいく2人。
…誰か助けて…。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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水無月のぞみ - 17話の翠のクラスですが、彼は1-Bではなく1-Aです。 (2022年5月15日 3時) (レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ののあ | 作成日時:2019年8月15日 2時