2話 ページ2
私は紅茶部に所属している。
切っ掛けは、書類を確認していた時に集中が切れ、気分転換にガーデンテラスに出た時のこと。
可愛いイメージのあるユニット【Ra*bits】に所属している
1年生の【紫之創】が紅茶を淹れており、
そのとても良い香りに惹かれお邪魔したことである。
「A〜、俺をおぶって連れてってよ…♪」
『凛月…。私じゃ君を背負って連れて行くのは難しいって言ってんだろ…』
私におぶって連れて行けと甘えてきたのは、クラスメイトの【朔間凛月】。
彼は同じ紅茶部の部員であり、家もたまたまご近所である。
クラスメイトの中では凛月とあともう1人の幼馴染みと1番いる時間が多い。
『背負うことは出来ないけど、代わりにお手をどうぞ』
「普通は逆だよね〜?」
『…ご不満?』
「ううん、十分…♪」
これがいつもの私たちの距離感。
ひんやりとした手が私には心地良い。
「いつも嬉しそうな顔をするよね?」
『凛月の手、ひんやりとしてるのに温かいからね』
「ん〜…?Aはたまに訳分からないこと言うね…?」
『そう言う凛月はたまに辛辣だよね…?
私が言いたかったことは、凛月と手を繋ぐのが好きってこと』
少しギュッと手を優しく握って、彼は幸せそうに微笑んだ。
「俺もかな」
『凛月はツンデレっぽいけど、実際はデレがおおくて可愛らしいよね』
「…Aとま〜くんだけね」
『特別ってことか』
「そうそう…♪」
…やばい、頬がゆるゆるになってしまう。
部活の活動場所に着くまで、ずっと手は離さなかった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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水無月のぞみ - 17話の翠のクラスですが、彼は1-Bではなく1-Aです。 (2022年5月15日 3時) (レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ののあ | 作成日時:2019年8月15日 2時