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『私が最近、早めに部活を切り上げて帰ったり、部活に来なかったりしている理由は…
小学校から続けていたソフトテニスに関わっていたからです。
去年も練習相手になってくれと頼まれて断れず引き受けてしまったんですが…
本当にすみません。
いつかは話さなきゃいけないとは思ってたのは本当です。
でも、全然話すタイミングが無くて…本当にすみませんでした』
そう言った後、座ったままだったが頭を深く下げた
因みに健ちゃんは椅子を私の隣に持って来て座っている
部員達の顔を見るのが少し怖くて顔を上げないでいると…
白洲「…どうして早く帰っているのか知っていたのに、説明をしたりしなかった俺も悪いと思います。すみませんでした」
と、隣で健ちゃんも座ったままだったが頭を下げてくれた
しーんっと静まり返る食堂。
誰も一言も発しようとしない。その雰囲気が怖くて頭を下げたまま目を強瞑った
すると、
結城「話し出すタイミングが無かったのか。それは仕方ないのではないか?」
伊佐敷「…まぁ、確かに?哲の言う通りだな。たまにこうやってミーティングでも開いてみるか?」
丹波「いい案だとは思うが、今の俺たちにとって一番大切なのは練習なんじゃ…」
亮介「丹波、それも大切だけどチームがどんな事思ってるのかを知ったりする時間も大切だと思うよ?」
哲さんを筆頭に純さん、丹波さん、亮さんの順に言葉を紡ぐ。
何か言ってくれたのが嬉しかった私は勢いよく顔を上げた
部員全員の視線が私に集まる。少し怖くなり肩を竦めていると、
クリス「相談する相手が白洲と高島先生の2人だけだったという所も問題だったかもな」
『うっ…それは、ごめんなさい…』
増子「倉持や御幸には相談しないのか?」
増子さんからの質問に腕を組み考え込んでいると
倉持「こいつが俺と御幸に相談してくると思いますか?そんな訳無いじゃないっすか」
御幸「そうですよ。増子先輩。俺ら的には頼っては欲しいんですけどねぇ」
本人達から言葉を頂きました…倉持は笑いながら。御幸はニヤニヤしながら答えた
『……そういう態度を取られるから相談しにくいんでしょうが!!』
御幸「ははっ、それは失敬失敬」
『もーっ!』
「「「「「あはははは!!」」」」」
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1年生もこの場にいる設定なのに全然話してなくてすみませんでした…
次は!絶対に出します!
そして、次で最後となります
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作者名:希望(夕美) | 作成日時:2016年12月2日 22時